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講座詳細情報

申し込み締切日:2016-09-27 / 日本史 / 学内講座コード:230222

日本外交史論 占領下の日本とドイツ

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 八丁堀校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10月 4日(火)~11月 1日(火)
講座回数
5回
時間
15:00~16:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
11,826円
定員
30
その他
ビジター価格 13,608円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・日独の非武装化の発想の根源が米国大統領ローズヴェルトの「防疫」の思想にあったことを明らかにします。
・日本占領軍最高司令官マッカーサーとドイツの米軍占領地域司令官クレイとの比較を試みます。
・冷戦の影響の波及に関してヨーロッパとアジアではおよそ一年半の時差があり、この時差が日本の「民主化」政策をドイツに対する以上に推進させた事情を考察します。
・朝鮮戦争をめぐるトルーマンとマッカーサーの抗争を明らかにします。
・日独のソ連観の違いを解明します。

【講義概要】
日独を徹底的に非軍事化させるという発想は、米国に関しては1937年10月にローズヴェルトがシカゴで行なった「防疫演説」に発しています。日本の非軍事化、非武装化を遂行した最高司令官マッカーサーは強烈な個性の持ち主でした。米英仏ソの四国に分割占領されたドイツでは米軍最高司令官だけが占領政策を自分の個性で塗り上げることはありませんでしたし、しかも米占領地域司令官クレイがこの地位に就いたのは1947年3月でした。クレイは翌年7月にソ連の西ベルリン封鎖に直面し、マッカーサーは1950年6月に朝鮮戦争に直面します。冷戦はアジアに波及しましたが、日本人のソ連観は西独とは異なり、ソ連を含む全面講和の主張にもそれが反映していました。

【各回の講義予定】
第1回 2016/10/ 4(火) 日独の非軍事化と「防疫」の思想
第2回 2016/10/11(火) マッカーサーとクレイ
第3回 2016/10/18(火) 冷戦の波及の時差
第4回 2016/10/25(火) 朝鮮戦争勃発とマッカーサーの解任
第5回 2016/11/ 1(火) ドイツ人のソ連体験と日本人のソ連体験

備考

【テキスト・参考図書】
参考図書
『日独政治外交史研究』(河出書房新社)

講師陣

名前 三宅 正樹
肩書き 明治大学名誉教授
プロフィール 1934年仙台生まれ。京都大学文学部史学科西洋史学専攻卒業。文学博士(京都大学)。ユーラシア外交史専攻。著書は『ユーラシア外交史研究』(河出書房新社)、『文明と時間』(東海大学出版会)、『スターリンの対日情報工作』(平凡社)、『近代ユーラシア外交史論集』(千倉書房)など。1985年から95年まで国際歴史学会理事。
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