講座詳細情報
申し込み締切日:2016-07-01 / 世界史 / 学内講座コード:320301
ヨーロッパ史のなかの「平和」 平和の歴史と平和のさまざまなあり方を探る
- 開催日
- 7月 8日(金)~ 8月 5日(金)
- 講座回数
- 4回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 9,461円
- 定員
- 30
- その他
- ビジター価格 10,886円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
・「平和」のさまざまなあり方に気づく。
・「平和」を歴史的に理解する。
・ヨーロッパと「平和」の関係を考える。
【講義概要】
今日、「平和」というと、武力衝突や武力紛争が国際間で存在しない状態と一般的に理解されます。日本国憲法第9条も、「国際平和」を希求し、「国際紛争を解決する」手段としては武力を行使しないと定めています。しかし、「平和」は国際的にのみ語られるものではありません。現在、破綻国家においていかに「平和」を構築するかが大きな課題となっているように、歴史的にはむしろ「平和」とはまず自分たちの近隣において確保さるべきものでした。本講義では、この角度からヨーロッパを素材として、「平和」の在り方とその変遷の姿を探り、そのことを通じて「平和」について考えてみたいと思います。
【各回の講義予定】
第1回 2016/ 7/ 8(金) 原型としての平和秩序 ─ 古ゲルマンにおける復讐と平和喪失
第2回 2016/ 7/15(金) 平和の回復 ─ 宣誓・神判・決闘裁判
第3回 2016/ 7/22(金) 平和形成 ─ 私戦秩序・神の平和・国の平和
第4回 2016/ 8/ 5(金) 平和革命 ─ リヴァイアサンと国際社会の登場
・「平和」のさまざまなあり方に気づく。
・「平和」を歴史的に理解する。
・ヨーロッパと「平和」の関係を考える。
【講義概要】
今日、「平和」というと、武力衝突や武力紛争が国際間で存在しない状態と一般的に理解されます。日本国憲法第9条も、「国際平和」を希求し、「国際紛争を解決する」手段としては武力を行使しないと定めています。しかし、「平和」は国際的にのみ語られるものではありません。現在、破綻国家においていかに「平和」を構築するかが大きな課題となっているように、歴史的にはむしろ「平和」とはまず自分たちの近隣において確保さるべきものでした。本講義では、この角度からヨーロッパを素材として、「平和」の在り方とその変遷の姿を探り、そのことを通じて「平和」について考えてみたいと思います。
【各回の講義予定】
第1回 2016/ 7/ 8(金) 原型としての平和秩序 ─ 古ゲルマンにおける復讐と平和喪失
第2回 2016/ 7/15(金) 平和の回復 ─ 宣誓・神判・決闘裁判
第3回 2016/ 7/22(金) 平和形成 ─ 私戦秩序・神の平和・国の平和
第4回 2016/ 8/ 5(金) 平和革命 ─ リヴァイアサンと国際社会の登場
備考
【テキスト・参考図書】
参考図書
『刑吏の社会史 ― 中世ヨーロッパの庶民生活』(中公新書)(ISBN:978-4121005182)
『文明は暴力を超えられるか』(筑摩書房)(ISBN:978-4480867216)
『ホッブズ ― リヴァイアサンの哲学者』(岩波新書)(ISBN:978-4004315902)
参考図書
『刑吏の社会史 ― 中世ヨーロッパの庶民生活』(中公新書)(ISBN:978-4121005182)
『文明は暴力を超えられるか』(筑摩書房)(ISBN:978-4480867216)
『ホッブズ ― リヴァイアサンの哲学者』(岩波新書)(ISBN:978-4004315902)
講師陣
名前 | 山内 進 |
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肩書き | 一橋大学名誉教授 |
プロフィール | 1949年北海道生まれ。一橋大学法学部卒業後、同大学院法学研究科博士課程単位取得満期退学。法学博士(一橋大学)。元一橋大学学長。専門分野は西洋法制史。著書に『掠奪の法観念史』(東京大学出版会)、『北の十字軍』(講談社)などがある。 |