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講座詳細情報

申し込み締切日:2016-04-06 / 日本史:経済:心理 / 学内講座コード:100205

やさしい日本経済史 身過ぎ世過ぎの二千年【近世篇】

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月13日(水)~ 6月22日(水)
講座回数
20回
時間
14:45~16:15
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
45,144円
定員
30
その他
ビジター価格 54,432円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
日本列島における経済的な営みの歴史を概観します。今期の講義は【近世篇】です。イベリアン・インパクト(スペイン・ポルトガル人の来航)とウェスタン・インパクト(ペリー来航)に挟まれた近世につき、史料を講読しながら人々の「身過ぎ世過ぎ」に迫り、今につながる社会の仕組みを解き明かします。この時代は、法律・制度面で封建的な要素が濃厚にみられるのに対し、経済面では完全競争・市場均衡が成立するなど近代に足を踏み込みかけています。経済史を学ぶ醍醐味を随所で味わうことが期待できると思います。

【講義概要】
近世史の研究については、近年見直しが進んでいる事象が数多くあり、「太閤検地の歴史的意義」、「鎖国政策」、「慶安の御触書」、「田畑永代売買の禁」、「田畑勝手作の禁」など枚挙にいとまがありません。中近世移行期の連続面に研究上の注目が集まり、「鎖国」という語を使う研究者は少数派となり、「慶安の御触書」は実在しないとして教科書から姿を消しつつあります。講義では旧来の通念に縛られることなく、最新の研究成果を盛り込みながら近世経済像を構築したいと思います。

【各回の講義予定】
第1回 2016/ 4/13(水) 序――近世経済史の諸課題
第2回 2016/ 4/20(水) 米作りの進展
第3回 2016/ 4/27(水) 貨幣の飛躍
第4回 2016/ 5/11(水) 石高制の成立
第5回 2016/ 5/18(水) 農民の村
第6回 2016/ 5/25(水) 武士と町人の城下町
第7回 2016/ 6/ 1(水) 全国経済の確立
第8回 2016/ 6/ 8(水) 海外交易
第9回 2016/ 6/15(水) 人口、耕地面積、実収石高、米価、貨幣数量
第10回 2016/ 6/22(水) 農業の軌跡
第11回 2016/ 9/28(水) 農業の成長
第12回 2016/10/ 5(水) 天下の台所
第13回 2016/10/12(水) 幕府・諸藩の財政
第14回 2016/10/19(水) 新しい拡大基調
第15回 2016/10/26(水) 農村経済の展開
第16回 2016/11/ 2(水) 新しい全国経済
第17回 2016/11/ 9(水) 経済思想の展開
第18回 2016/11/16(水) 開国・開港
第19回 2016/11/30(水) 物価水準の激変
第20回 2016/12/ 7(水) 貿易の開始

備考

【テキスト・参考図書】
テキスト
『日本経済の二千年 改訂版』(勁草書房)(ISBN:978-4-326-50276-9)P99~

講師陣

名前 太田 愛之
肩書き 早稲田大学講師
プロフィール 1960年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、同大学院経済学研究科博士後期課程満期退学。専攻は日本経済史。著書に『日本経済の二千年』(共著)など、論文に「揺籃期の『家』」(『社会経済史学』)、「古代村落の再編」(『日本史研究』)などがある。
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