講座詳細情報
申し込み締切日:2015-09-24 / 世界史 / 学内講座コード:330303
中国古代文明史 秦始皇帝の時代
- 開催日
- 10月 1日(木)~12月10日(木)
- 講座回数
- 10回
- 時間
- 10:30~12:00
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 23,652円
- 定員
- 30
- その他
- ビジター価格 27,216円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
中国史上最初の皇帝である始皇帝は兵馬俑(へいばよう:陝西省にある秦の始皇帝陵墓の周辺に埋蔵された遺跡等。1987年世界遺産登録)によってよく知られています。発掘から40年経過し、秋には東京国立博物館で兵馬俑展が企画されています。講座でも始皇帝の時代を最新の研究成果をもとに探っていきます。巡検で展覧会場も訪れます。
【講義概要】
秦の始皇帝の生涯は、漢代の司馬遷の編纂した『史記』に記述されています。暴君とも名君とも評価が分かれる始皇帝の実像をあらためて明らかにしていきます。誕生から即位、暗殺未遂事件、統一、巡行、焚書坑儒、死、帝国の終焉の記述には多くの矛盾する箇所が見られます。それを解決するのが地下から出土した大量の竹簡文書です。始皇帝の父は呂不韋であったのか、荘襄王であったのか、始皇帝が即位した直前の二人の王の不可解な死は何であったのか、暗殺を実行した荊軻の本来の目的は何であったのか、統一直後から行われた巡行の目的は何であったのか、始皇帝の死をめぐる後継者争いの真相は何であったのか、まだ発掘されていない始皇帝陵の地下宮殿はどのような施設であったのか、最新の研究成果を紹介しながら探っていきます。
【主な講義内容】
始皇帝誕生の謎 / 秦王即位の背景 / 暗殺未遂事件の真相 / 天下統一の実態 /
全国巡行の目的 / 焚書坑儒の目的 / 帝王の死の謎 / 始皇帝陵の地下世界 /
兵馬俑の発見(東京国立博物館巡検) / 秦帝国の終焉
中国史上最初の皇帝である始皇帝は兵馬俑(へいばよう:陝西省にある秦の始皇帝陵墓の周辺に埋蔵された遺跡等。1987年世界遺産登録)によってよく知られています。発掘から40年経過し、秋には東京国立博物館で兵馬俑展が企画されています。講座でも始皇帝の時代を最新の研究成果をもとに探っていきます。巡検で展覧会場も訪れます。
【講義概要】
秦の始皇帝の生涯は、漢代の司馬遷の編纂した『史記』に記述されています。暴君とも名君とも評価が分かれる始皇帝の実像をあらためて明らかにしていきます。誕生から即位、暗殺未遂事件、統一、巡行、焚書坑儒、死、帝国の終焉の記述には多くの矛盾する箇所が見られます。それを解決するのが地下から出土した大量の竹簡文書です。始皇帝の父は呂不韋であったのか、荘襄王であったのか、始皇帝が即位した直前の二人の王の不可解な死は何であったのか、暗殺を実行した荊軻の本来の目的は何であったのか、統一直後から行われた巡行の目的は何であったのか、始皇帝の死をめぐる後継者争いの真相は何であったのか、まだ発掘されていない始皇帝陵の地下宮殿はどのような施設であったのか、最新の研究成果を紹介しながら探っていきます。
【主な講義内容】
始皇帝誕生の謎 / 秦王即位の背景 / 暗殺未遂事件の真相 / 天下統一の実態 /
全国巡行の目的 / 焚書坑儒の目的 / 帝王の死の謎 / 始皇帝陵の地下世界 /
兵馬俑の発見(東京国立博物館巡検) / 秦帝国の終焉
備考
【ご受講に際して】
◆東京国立博物館の兵馬俑展の巡検は、現地までの交通費、入場料、イヤホンガイド代800円等は別途実費ご負担となります。講座の時間帯に出かけますが、日程などの詳細は授業のなかでお知らせいたします。
◆博物館見学用イヤホンガイド代は事前に教室で徴収させていただきます。
【テキスト・参考図書】
参考図書
『人間 始皇帝』(岩波書店)※2015年9月刊行予定
◆東京国立博物館の兵馬俑展の巡検は、現地までの交通費、入場料、イヤホンガイド代800円等は別途実費ご負担となります。講座の時間帯に出かけますが、日程などの詳細は授業のなかでお知らせいたします。
◆博物館見学用イヤホンガイド代は事前に教室で徴収させていただきます。
【テキスト・参考図書】
参考図書
『人間 始皇帝』(岩波書店)※2015年9月刊行予定
講師陣
名前 | 鶴間 和幸 |
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肩書き | 学習院大学教授 |
プロフィール | 1950年東京生まれ。東京教育大学文学部卒業後、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学、東京大学)。専門分野は、中国古代史。著書に『秦帝國の形成と地域』(汲古書院)、『ファーストエンペラーの遺産 秦漢帝国』(講談社)、『始皇帝陵と兵馬俑』(講談社)などがある。 |