講座詳細情報
申し込み締切日:2015-09-24 / 日本史 / 学内講座コード:231104
明治の歴史IV
- 開催日
- 10月 1日(木)~12月 3日(木)
- 講座回数
- 10回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 23,652円
- 定員
- 30
- その他
- ビジター価格 27,216円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
明治の政治史を中心に学習する講座です。近代日本の国制である明治憲法体制の成立にいたる歴史的過程を、近代立憲主義思想の思想的深化のありようと大日本帝国憲法発布にいたる実際の政治状況とを関連させつつ検討することを通じて、その歴史的意義について考えたいと思います。そこでは、西洋化という意味での近代化という方向性を基柢にすえながらも、日本の伝統に根付いたさまざまな取組みが展開されました。その苦闘の実態に迫ります。
【講義概要】
対象時期は、夏学期を受け継ぎます。具体的には、内閣制度の創設(1887年)以後、大日本帝国憲法制定(1889年)から日清戦争にいたる時期を対象とします。統治機構の整備にともなう地方行政制度の改編、大日本帝国憲法草案の起草作業から枢密院での審議を経て実際の憲法制定にいたる過程を伊藤と井上毅の相克に焦点をあてて検討します。ついで教育勅語発布から初期議会期における予算問題をめぐる政府と民党との対立といった諸問題を取り上げながら、憲法と国会を柱とする立憲制が、どのように運用され、当初の混乱をへて安定した体制に移行していくかについて考えていきます。
明治の政治史を中心に学習する講座です。近代日本の国制である明治憲法体制の成立にいたる歴史的過程を、近代立憲主義思想の思想的深化のありようと大日本帝国憲法発布にいたる実際の政治状況とを関連させつつ検討することを通じて、その歴史的意義について考えたいと思います。そこでは、西洋化という意味での近代化という方向性を基柢にすえながらも、日本の伝統に根付いたさまざまな取組みが展開されました。その苦闘の実態に迫ります。
【講義概要】
対象時期は、夏学期を受け継ぎます。具体的には、内閣制度の創設(1887年)以後、大日本帝国憲法制定(1889年)から日清戦争にいたる時期を対象とします。統治機構の整備にともなう地方行政制度の改編、大日本帝国憲法草案の起草作業から枢密院での審議を経て実際の憲法制定にいたる過程を伊藤と井上毅の相克に焦点をあてて検討します。ついで教育勅語発布から初期議会期における予算問題をめぐる政府と民党との対立といった諸問題を取り上げながら、憲法と国会を柱とする立憲制が、どのように運用され、当初の混乱をへて安定した体制に移行していくかについて考えていきます。
講師陣
名前 | 大庭 邦彦 |
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肩書き | 聖徳大学教授 |
プロフィール | 早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、聖徳大学文学部教授。幕末・維新期から明治期前半の政治史を中心に研究している。著書に『父より慶喜殿へ 水戸斉昭一橋慶喜宛書簡集』(集英社)、『徳川慶喜と幕末・明治』(日本放送出版協会)ほかがある。 |