大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
くり返し江戸ブームがおとずれたこともあり、江戸に関する書籍は数多く書店の棚に並んでいます。しかし、手にとってページをめくってみると、内容は玉石混淆で、しかも江戸についてもう少し深く知りたいという知的好奇心を満足させてくれるものは少ないのです。そこで本講座では、江戸について1つのテーマのもとに、そのテーマに関する史料を読み進めることで、より深く江戸を理解していくことにしたいと考えております。

【講義概要】
江戸には、18世紀後半には1700を超える「町」がありました。そのなかには、個性的な歴史や住民、施設などがありました。本講座では、こうした「町」のなかから突出した特徴をもつ「町」をとりあげてみていくことで、江戸の「町」がそれぞれに個性的な顔をもっていたことを明らかにしていきます。

【各回の講義予定】
第1回 2015/ 7/10(金) 日本橋坂本町
第2回 2015/ 7/17(金) 麹町
第3回 2015/ 7/24(金) 本芝と芝金杉
第4回 2015/ 7/31(金) 芝車町
第5回 2015/ 8/ 7(金) 浅草平右衛門町
第6回 2015/ 8/21(金) 四谷伝馬町ほか
第7回 2015/ 8/28(金) 深川永代寺門前
第8回 2015/ 9/ 4(金) 高田馬場界隈

名前	加藤 貴
肩書き	早稲田大学講師
プロフィール	1952年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。東京都北区教育委員会文化財専門員などを経て、現在早稲田大学教育学部講師・東京都北区文化財保護審議会委員。専門は日本近世史・都市史。編著書に『東京都の歴史』(山川出版社、共著)、『大江戸歴史の風景』(同)、『江戸図屏風を読む』(東京堂出版、共編著)、『徳川制度(上・中)』(岩波文庫、校注)等。