大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
日本仏教の歴史と美術にもっと親しみたいという方のために、奈良古寺の来歴と仏像についてご紹介します。先行研究において議論されてきた問題や最新の研究成果を知ることで、日本の仏教と仏像についてより深く理解することを目標とします。

【講義概要】
本講座では奈良に所在する古寺について各回一ヶ寺取りあげ、文献史料や先行研究をもとにして、その成り立ちや変遷についてみていくとともに、その寺院に伝来する仏像を中心とした文化財についてご紹介します。今回は矢田寺、岡寺、壺阪寺、喜光寺を取り上げます。これらの寺院にすでに訪れたことがある方、これから訪れようとしている方、それぞれが興味を持って楽しめるように、分かりやすく解説します。

【各回の講義予定】
第1回 2014/ 7/10(木) 矢田寺
第2回 2014/ 7/17(木) 岡寺
第3回 2014/ 7/24(木) 壺阪寺
第4回 2014/ 7/31(木) 喜光寺

名前	真田 尊光
肩書き	早稲田大学講師 京都造形芸術大学講師
プロフィール	1975年神奈川生まれ。高野山大学大学院文学研究科密教学専攻博士課程修了。博士(密教学)。専門分野は日本仏教史・美術史。足立区立郷土博物館専門員を経て現職。著書『日本の芸術史 造形篇2 飾りと遊びの豊かなかたち』(分担執筆、幻冬舎)、論文「唐招提寺創建当初の戒壇と現金堂盧舎那仏像について」『南都仏教』87号他。