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講座詳細情報

申し込み締切日:2014-04-02 / 世界史 / 学内講座コード:310309

ヨーロッパ文化のフロントライン バルト三国の歴史と文化

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月 9日(水)~ 6月18日(水)
講座回数
全10回
時間
13:00~14:30
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
23,000円
定員
30
その他
ビジター価格 26,400円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
エストニア人、ラトヴィア人、リトアニア人と呼ばれる人びとはいつ歴史の舞台に登場したのか。また、現在のバルト地域に3つの国ができるまで、この地域の支配をめぐっていかなる攻防が繰り広げられたのか。国や民族が当たり前の存在として歴史上常に存在しているわけではないことを学ぶならば、バルト三国は最適の事例です。

【講義概要】
バルト三国とひとくくりにされることの多い、エストニア、ラトヴィア、リトアニアですが、言語や宗教ばかりでなく、歴史的背景も必ずしも共有されてはいません。この三国が運命を共にすることになったのは、第二次世界大戦下でソ連に併合されてからのことです。ではそれ以前にはどのような歴史があったのでしょうか。日本でも有名なこの地域の合唱の伝統は19世紀にさかのぼります。当時、この地域を支配していたのはドイツ人でした。合唱の伝統はドイツからバルト三国に持ち込まれたものでした。では、なぜドイツ人がこの地域を支配していたのか。またそのドイツ人はいつ、どうしていなくなったのか。この地域は、ヨーロッパで最後にキリスト教化が起こったところであるといわれています。その13世紀のドイツ人(「北の十字軍」とも呼ばれるドイツ騎士団)の入植から、大国であったリトアニアの中世時代とその後の分割、19世紀の民族覚醒、そしてようやくロシアからの独立を獲得するまでの歴史を中心に、現在の歴史学の成果を踏まえてお話します。

【各回の講義予定】
第1回 2014/ 4/ 9(水) バルト三国の歴史を学ぶ上での諸問題
第2回 2014/ 4/16(水) 多神教の世界と北の十字軍
第3回 2014/ 4/23(水) リトアニア大公国の興隆
第4回 2014/ 5/ 7(水) ハンザ都市の時代
第5回 2014/ 5/14(水) 古きよきスウェーデン時代
第6回 2014/ 5/21(水) ポーランド・リトアニア「共和国」
第7回 2014/ 5/28(水) ロシア帝国下でのナショナリズムの時代(エストニア人とラトヴィア人)
第8回 2014/ 6/ 4(水) ロシア帝国下でのナショナリズムの時代(リトアニア人)
第9回 2014/ 6/11(水) 第一次世界大戦と独立戦争
第10回 2014/ 6/18(水) 独立達成後の諸問題

備考

【テキスト・参考図書】
参考図書
『バルト諸国の歴史』(明石書店)4,000円程度、2014年3月刊行予定

講師陣

名前 小森 宏美
肩書き 早稲田大学准教授
プロフィール
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