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講座詳細情報

申し込み締切日:2014-04-03 / 文学 / 学内講座コード:100146

原文で楽しむドイツ語文学20講 ヴァルター・イェンスの中篇『オデュセウスの遺言』を読む

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月10日(木)~ 6月19日(木)
講座回数
全20回
時間
10:40~12:10
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
44,000円
定員
30
その他
受講料は後期分合わせての金額になります。分納の場合:23000円×2回払い
ビジター価格 52,900円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
ドイツ語読解力をブラッシュアップして、レヴェルアップすることを目標とします。そして、ドイツ語とドイツ語文学の、ひいてはドイツ文化の魅力の一端を味い楽しんでいただくことを目的とします。

【講義概要】
Walter Jens (1923-2013)はテュービンゲン大学の古典文献学・修辞学の教授だったばかりでなく、文芸評論家にして実作者でもありました。この中篇小説のオデュセウスは、ホメロスの叙事詩の知謀の武人・虐殺をも辞さぬ実行者としてのオデュセウスと異なって、彼が為し遂げたとされるさまざまな冒険をただ創作しただけにすぎない文人であって、繊細な感受性をもつ詩人、メランコリックな夢想家、トロヤ戦争を阻止しようと努力して失敗に終った平和主義者として、つまり一箇のアンチ・ヒーローとして登場します。そのオデュセウスが孫のプラシダスに宛てた遺書として、この作品はなりたっています。しかしここにはさらに、シラーが『素朴文学と情感文学について』で、ゲーテが『イタリア紀行』でしたような、古代人と近代人・古代文学と近代文学の対比と性格付けの試みを読み取ることもできる、と私は思います。テキストを読解しながら、こういった論点にも目配りしていきたいと思います。

備考

【ご受講に際して】
・ドイツ語学習を1、2年間以上経験した方を対象にした講座です。
・宿題 (次回の予習等)を出します。授業時にはテキストと合わせて、かならず辞書を持参してください。

講師陣

名前 大久保 進
肩書き 早稲田大学名誉教授
プロフィール
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