講座詳細情報
申し込み締切日:2013-04-16 / 経済:経営全般:その他教養 / 学内講座コード:108004
デジタル化の進展と日本のコンテンツビジネス
- 開催日
- 04/23(火) ~ 06/18(火)
- 講座回数
- 5
- 時間
- 19:15 ~ 20:45
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 17,500円
- 定員
- 30
- その他
- ※入会金については、各種減免制度があります。詳しくはパンフレットをご覧ください。
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
日本のコンテンツビジネスがデジタル化の進展で変容している。その変容の現状とインパクトを理解する。
またコンテンツビジネスと両輪であった電機産業の昨今の凋落の様子を理解することで、これからの日本の国際競争力についても考える機会としたい。
子供の頃の教科書で日本は「加工貿易立国」で国際社会を生きていくと教わったが、日本の製造業、特に電機産業の弱体化が顕著である。
本講座ではあらゆる場面でデジタル化が進展するなかでの日本の「コンテンツビジネス」「文化力」を展望する。これらは「ソフトパワー」と呼んでもいいが、ソフトパワーは元来はハーバード大学のジョゼフ・ナイ教授が提起したハードパワーと対峙した覇権論の概念なので講座名は「コンテンツビジネス」とした。
昨今の日本を取り巻く経済環境には厳しいものがあり、日本の国際競争力は芳しくない。日本が国際社会と共存して豊かに安全に暮らしていかれる将来像を一緒に考えていきたい。
第1回 「ソフトパワー入門 −クールジャパンと文化力」と題し、全5回の講義への導入を行います。東浩紀氏編の「日本的想像力の未来 クール・ジャパノロジーの可能性」をテキストに日本的ソフトパワーの二面性について紹介します。
一つの面はクールジャパンと解される日本のコンテンツであり、もう一つの面は日本の伝統的な文化力としての日本のコンテンツです。ハーバード大学のジョゼフ・ナイ教授が提唱した「ソフトパワー」の概念も学びます。
第2回 いろいろなものが日々刻々とネットの世界へ取り込まれています。資料やデータを見ながら、日本のコンテンツ産業がデジタルの世界へ融けている現状・現実を俯瞰します。
そこから見える姿は媒体(メディア=入れ物)が不要とされ、コンテンツに関連する仕事が蒸発して、なくなっている現実です。
パッケージレスの時代が到来しました。
第3回 この回は、「萌える街 −アキハバラ」と題します。村上隆氏の作品が海外で高い評価を受けています。今までの美術の枠組みにとらわれない彼の作品が海外で受け入れられています。秋葉原もかつての電器の街から、ヲタクが萌える街アキハバラへと変貌を遂げつつあり、海外からの愛好家の聖地となっています。
第4回 日本の「コンテンツ」が海外で日本を愛する人たちを生んでいます。クールジャパンという現象は「ソフトパワー」に安全保障上の抑止力があることを示しています。
それに対し、日本人のライフスタイルや伝統的な美=日本の「文化力」も海外の人たちを惹きつけています。「文化力」も「ソフトパワー」であると言えます。
川勝平太現静岡県知事著の「文化力」についても学びます。「富を生み出す原動力」としてのソフトパワーと「抑止力=安全保障」としてのソフトパワーについて学びましょう。
第5回 「これからの日本が生きる道は?」と題し、この一連の講義のまとめを行います。
スマートフォンOSなどでのアメリカ企業の寡占化の現状、また、台湾・韓国・中国メーカーなどとの競争激化による日本の家電メーカーの凋落などを目の当たりにした時に、これからの日本の立ち位置は大きな課題です。
日本の国富、安全保障などの観点から「日本の国際競争力」を総括します。
またコンテンツビジネスと両輪であった電機産業の昨今の凋落の様子を理解することで、これからの日本の国際競争力についても考える機会としたい。
子供の頃の教科書で日本は「加工貿易立国」で国際社会を生きていくと教わったが、日本の製造業、特に電機産業の弱体化が顕著である。
本講座ではあらゆる場面でデジタル化が進展するなかでの日本の「コンテンツビジネス」「文化力」を展望する。これらは「ソフトパワー」と呼んでもいいが、ソフトパワーは元来はハーバード大学のジョゼフ・ナイ教授が提起したハードパワーと対峙した覇権論の概念なので講座名は「コンテンツビジネス」とした。
昨今の日本を取り巻く経済環境には厳しいものがあり、日本の国際競争力は芳しくない。日本が国際社会と共存して豊かに安全に暮らしていかれる将来像を一緒に考えていきたい。
第1回 「ソフトパワー入門 −クールジャパンと文化力」と題し、全5回の講義への導入を行います。東浩紀氏編の「日本的想像力の未来 クール・ジャパノロジーの可能性」をテキストに日本的ソフトパワーの二面性について紹介します。
一つの面はクールジャパンと解される日本のコンテンツであり、もう一つの面は日本の伝統的な文化力としての日本のコンテンツです。ハーバード大学のジョゼフ・ナイ教授が提唱した「ソフトパワー」の概念も学びます。
第2回 いろいろなものが日々刻々とネットの世界へ取り込まれています。資料やデータを見ながら、日本のコンテンツ産業がデジタルの世界へ融けている現状・現実を俯瞰します。
そこから見える姿は媒体(メディア=入れ物)が不要とされ、コンテンツに関連する仕事が蒸発して、なくなっている現実です。
パッケージレスの時代が到来しました。
第3回 この回は、「萌える街 −アキハバラ」と題します。村上隆氏の作品が海外で高い評価を受けています。今までの美術の枠組みにとらわれない彼の作品が海外で受け入れられています。秋葉原もかつての電器の街から、ヲタクが萌える街アキハバラへと変貌を遂げつつあり、海外からの愛好家の聖地となっています。
第4回 日本の「コンテンツ」が海外で日本を愛する人たちを生んでいます。クールジャパンという現象は「ソフトパワー」に安全保障上の抑止力があることを示しています。
それに対し、日本人のライフスタイルや伝統的な美=日本の「文化力」も海外の人たちを惹きつけています。「文化力」も「ソフトパワー」であると言えます。
川勝平太現静岡県知事著の「文化力」についても学びます。「富を生み出す原動力」としてのソフトパワーと「抑止力=安全保障」としてのソフトパワーについて学びましょう。
第5回 「これからの日本が生きる道は?」と題し、この一連の講義のまとめを行います。
スマートフォンOSなどでのアメリカ企業の寡占化の現状、また、台湾・韓国・中国メーカーなどとの競争激化による日本の家電メーカーの凋落などを目の当たりにした時に、これからの日本の立ち位置は大きな課題です。
日本の国富、安全保障などの観点から「日本の国際競争力」を総括します。
備考
資料配付
※日程にご注意ください
※日程にご注意ください
講師陣
名前 | 伊藤 裕太 |
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肩書き | - |
プロフィール | - |