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講座詳細情報

申し込み締切日:2013-04-09 / 自然科学・環境:心理 / 学内講座コード:007013

海底の沈み込みと人間生活  

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
04/10(水) ~ 06/19(水)、
10/02(水) ~ 12/04(水)
講座回数
20
時間
14:45 ~ 16:15
講座区分
通年 
入学金
8,000円
受講料
44,000円
定員
30
その他
分納の場合23000円×2回払い
※入会金については、各種減免制度があります。詳しくはパンフレットをご覧ください。
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

日本列島の下には厚さ80km近い太平洋の海底プレートが日本海溝からアジア大陸に向って斜めに沈み込んでいる。
2011年の東北日本太平洋沖地震のような大地震はこの沈み込み帯とその上の大陸プレートとの擦れ合いから発生する。
上部プレートが押されて生じる圧縮力からも浅い(直下型)地震が起る。
100km以上沈んだ海底プレートの上面は高温高圧下で融けてマグマを産み上昇して火山を造る。

一方で現在の日本列島は硬い沈み込み帯で支えられて高い陸になっている。
沈み込み帯が折れて落下すると列島は支えを失って沈没する。
約1千万年前の東北日本中部(秋田県・山形県)は水深2000mもの海底になって熱水噴出による「黒鉱」を造った。

同様な現象は環太平洋一帯やインド洋、地中海、カリブ海の一部にも存在する。これらの研究を通じて生きている地球を探る。


1.沈み込み帯の位置は深さ100km付近までは上盤との境界地震、それ以深ではスラブ内の小地震の群れ(深発地震面)で判別できる。それを発見したのは後の気象庁長官、学士院長の和達清夫だった。
2.沈み込み速度はGPSで測定された洋上の島々の位置変化から精密に決められる。日本海溝では年に8cm、南海トラフでは年当り4?6cmである。
3.沈み込み角度は日本海溝では約45度だが、マリアナ海溝ではほぼ真下に落ちている。
4.南米沖のペルー・チリ海溝からの沈み込み角度はごく緩く、20?30度のまま大陸の奥まで続く。
5.太平洋北東部の沈み込み帯の上には海溝にほぼ平行に島弧が並び背後に背弧海盆が存在する。


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備考

【お申し込み期日について】
〇お申込み受付は開講日前日17時まで可能です。
〇開講日が近い場合は、お電話にて直接お申し込みください。
 TEL 03-3208-2248
(受付時間:午前9時30分~午後5時(日曜・祝日・休業日を除く))

講師陣

名前 小林 和男
肩書き 東京大学 名誉教授、研究顧問
プロフィール
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