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講座詳細情報

申し込み締切日:2012-10-01 / 文学:世界史:その他教養 / 学内講座コード:3020

ホメーロス作『イーリアス』を読む

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10/2~12/4(火)
講座回数
20
時間
14:45~16:15
講座区分
通年 
入学金
8,000円
受講料
44,000円
定員
 - 
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

ギリシア神話の最古最大の典拠であるホメーロス作『イーリアス』を昨年に続き、第6書から読みます。

『イーリアス』には古代ギリシア人の持っていた「人間観」「死生観」「名誉観」「友情」「夫婦愛」「親子愛」など、荒々しい戦闘物語のみでなく、人間同士で交わされる「愛」や「憎しみ」など、人間界のすべてが描かれています。

さらに天上の神々が地上の人間世界のもろもろに手出しすることで、戦闘は長引き、人間は翻弄されますが、そうした神々の介在を知りながらなお人間がいかに人間らしさを失わないでいられるか、真の人間らしさを発揮するか、などを熟読玩味します。


ミュケナイ王妃で絶世の美女ヘレネ奪還のために全ギリシア軍が海を渡り、トロイアに上陸。トロイアの平原で10年に渡り戦闘を繰り広げ、ついにトロイアを陥落させる物語。粗筋を聞けば『イーリアス』はたわいもない昔話のように思われます。

しかし、そこに描かれる深い人間描写、豊かな自然描写、人間と神々が混然一体となっているようでいて厳存する超えがたき絶対の距離など、人類史上初めて「人間とは何か」を考えた世界最古最大の古典です。昨年は一年で全24書中5書進みましたが、今年はもう少し進む予定です。

テキストは詩情溢れる典雅な呉茂一先生の訳文を使いますが、残念ながら絶版のため、該当部分をコピーし配付します。ギリシア神話をもう一歩踏み込んで学習したい方にお勧めです。


第1回~第20回 『イーリアス』購読

備考

-

講師陣

名前 丹羽 隆子
肩書き 東京海洋大学名誉教授
プロフィール
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