大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・江戸時代の資料を読み解き、8代将軍吉宗の時代のできごとを学びます。
・筆者は講釈師とされる馬場文耕です。成立の時期と背景について考えます。
・幕臣の話が多いので、当時の幕府のことや幕臣についても考えます。

【講義概要】
　テキストは、馬場文耕・作の写本『近代公実厳秘録』です。幕府成立から100年が経過し、初めて分家の紀州家から将軍家を継いだ8代将軍吉宗の時代のできごとを見出しを挙げて記しています。吉宗の話にはじまり、幕府の閣僚のこと、旗本のこと、町奉行など役人のこと、城中の御殿のこと、継嗣の家重（のちの9代将軍）のこと、大名のことなど、江戸城を舞台とした武家の話を学習することになります。なお、資料は解読文を配布します。

【各回の講義予定】
第1回 2017/ 4/11(火) 第1話　吉宗、将軍となる
第2回 2017/ 4/18(火) 第2話　江戸城溜の間に詰める3人衆
第3回 2017/ 4/25(火) 第3話　4代の将軍に仕える老閣僚
第4回 2017/ 5/ 9(火) 第4話　吉宗の人材登用は町奉行から
第5回 2017/ 5/16(火) 第5話　吉宗が寺社奉行を免職した理由
第6回 2017/ 5/23(火) 第6話　断絶した名家の取り立て
第7回 2017/ 5/30(火) 第7話　吉宗は旗本に文武の兼備を奨励
第8回 2017/ 6/ 6(火) 第8話　吉宗の期待に応えた能吏　その1
第9回 2017/ 6/13(火) 第9話　吉宗の期待に応えた能吏　その2
第10回 2017/ 6/20(火) 第10話　旗本にいた遊里吉原の関係者

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
　お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	菅野 俊輔
肩書き	江戸文化研究家
プロフィール	1948年東京生まれ。カルチャーセンターなどの古文書や江戸学の講師のほか、講演、テレビ出演と監修、著述など幅広く活動中。著書『江戸っ子が惚れた忠臣蔵』(小学館)、『古地図と名所図会で味わう 江戸の落語』(青春新書)、『書いておぼえる江戸のくずし字いろは入門』(柏書房)等。