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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-04-09 / 文学 / 学内講座コード:110106

『源氏物語』「蛍」巻(物語論以降)から「常夏」巻(前半)までを読む

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月11日(火)~ 6月20日(火)
講座回数
10回
時間
13:00~14:30
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
29,160円
定員
60
その他
ビジター価格 33,534円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
 『源氏物語』の原文を丁寧に読み解くことを目標とします。たとえば、ある単語がなぜその箇所で用いられているのか、その必然性をじっくり考える、というような読み方を心がけるようにしたいとおもいます。

【講義概要】
 現代語訳・概説書の類が多くある『源氏物語』ですから、この物語の世界のあらましをとらえることはある意味で容易です。しかし、できればその原文にもふれてみましょう。『源氏物語』の言葉が構築する世界のゆたかな拡がりは格別です。なるべくわかりやすい説明を心がけますので、初心者の方も遠慮されずにご参加ください。今学期は、「蛍」巻の終盤、「物語論」の段から「常夏」巻の前半まで読みすすめます。光源氏の養女玉鬘(たまかづら)をめぐる求婚譚は、四季のうつりかわりとともに新たな展開をみせてゆきます。また「物語論」は『源氏物語』の中の一場面でありながら、本居宣長の「もののあはれ」論との関わりも大きい上に、世界的に見ても先駆的な文学論として注目されるところです。

【各回の講義予定】
第1回 2017/ 4/11(火) 「蛍」巻までの概説、 「蛍」巻 段落〔九〕前半
第2回 2017/ 4/18(火) 「蛍」巻 段落〔九〕後半
第3回 2017/ 4/25(火) 「蛍」巻 段落〔一〇〕・〔一一〕
第4回 2017/ 5/ 9(火) 「蛍」巻 段落〔一二〕
第5回 2017/ 5/16(火) 「常夏」巻 段落〔一〕
第6回 2017/ 5/23(火) 「常夏」巻 段落〔二〕前半
第7回 2017/ 5/30(火) 「常夏」巻 段落〔二〕後半
第8回 2017/ 6/ 6(火) 「常夏」巻 段落〔三〕・〔四〕
第9回 2017/ 6/13(火) 「常夏」巻 段落〔五〕
第10回 2017/ 6/20(火) 「常夏」巻 段落〔六〕

備考

【ご受講に際して】
◆教科書『古典セレクション 源氏物語(7)』の88・89ページ、「蛍」巻の梗概と作中人物の系図をあらかじめ見ておいてください。


テキスト
『古典セレクション 源氏物語(7)』(小学館)(ISBN:978-4093620871)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 陣野 英則
肩書き 早稲田大学教授
プロフィール 1965年福島県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、同大学院文学研究科博士後期課程満期退学。博士(文学)。平安時代文学を専攻。著書に『源氏物語の話声と表現世界』、『源氏物語論―女房・書かれた言葉・引用―』(ともに勉誠出版)、共編著に『王朝文学と東ユーラシア文化』(武蔵野書院)など。
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