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講座詳細情報

申し込み締切日:2024-01-28 / 自然科学・環境:その他教養 / 学内講座コード:”2341G101

【オンライン】ゲノムから探る生命の進化 ~ショウジョウバエと日本人~

主催:東京都立大学オープンユニバーシティ東京都立大学 オンライン講座(東京都)]
問合せ先
東京都公立大学法人 東京都立大学
東京都立大学オープンユニバーシティ
TEL: 03-3288-1050
FAX: 03-3264-1863
https://www.ou.tmu.ac.jp/web/
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-5-1東京区政会館3階
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開催日
2月7日(水)~3月21日(木)
講座回数
8回
時間
18:30~20:00
講座区分
その他 
入学金
3,000円
受講料
16,000円
定員
40
補足
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講座詳細

【講座内容】
東京都立大学オープンユニバーシティでは、オンライン スペシャル講座を開講いたします。オンラインならではの特性を活かし、全国の様々な研究者や専門家が登壇し、ユニークかつ興味深い講座を提供します。
今回は東京都立大学生命情報研究センターの田村浩一郎センター長をはじめとしたセンターのメンバーや専門家・研究者が、ゲノムなどの遺伝情報からわかる生命の進化について8回シリーズで講義します。

皆さんは「ゲノム」という言葉を最近よく見聞きされると思いますが、どのようなものかご存じでしょうか。
「ゲノム(genome)」とは gene(遺伝子)と集合をあらわす ‐ome(総体)をあわせた造語であり、「生物がもつ1セットの遺伝情報」あるいは遺伝情報が含まれるDNAを用いて「生物がもつ1セットのDNA」として定義されています(geneとchromosome(染色体)をあわせた造語という説もあります)。
1980年代から、人の遺伝子情報を全部解読しようとするヒトゲノム計画が世界的にスタートしました。そのなかで同時にゲノム情報を読み解くための装置(DNAシーケンサ)の開発も急速に進み、それまでとは全く比較にならない高性能の「次世代DNAシーケンサ」と呼ばれるものが誕生しました。現在では、次世代DNAシーケンサによって多種多様な生物種の全ゲノムDNAの遺伝情報が読み取られ、それらを利用した研究が急速に進んでいます。
東京都立大学生命情報研究センターでは、都立大の伝統であるショウジョウバエの遺伝学に次世代DNAシーケンサを導入した研究を行っています。ショウジョウバエはいろいろな実験を行うために都合が良い特徴を多く備えており、モデル生物の一つとなっています。ショウジョウバエの伝統的実験技術に最先端のゲノム解析技術を加えることにより、生物進化のメカニズムを明らかにする試みが行われています。一方、2022年に「絶滅したヒト科動物のゲノムと人類の進化に関する発見」でノーベル生理学・医学賞を受賞したスバンテ・ペーボ博士も次世代DNAシーケンサを駆使した研究で人類の進化の解明に大きく貢献しました。ゲノム情報を活用した人類進化の研究は日本でも広く行われており、我々日本人のルーツも明らかにされつつあります。
本講座では、ゲノム情報を用いて主にショウジョウバエの生物進化の研究を行っている本学教員に加え、主に人類や日本人の進化を研究している、国立遺伝学研究所の斎藤成也先生、東京大学の河村正二先生、太田博樹先生、琉球大学の木村亮介先生を招き最新のゲノム研究の成果や、生物進化に関しての専門的かつユニークな研究を紹介していきます。
8回のシリーズ講義となりますが、生命の進化の不思議について考えてみましょう。
生物学や進化に興味のある高校生の方々にも参考になると思います。

【講座スケジュール】
第1回 02-07 18:30~20:00
第2回 02-14 18:30~20:00
第3回 02-21 18:30~20:00
第4回 02-28 18:30~20:00
第5回 03-06 18:30~20:00
第6回 03-13 18:30~20:00
第7回 03-19 18:30~20:00
第8回 03-21 18:30~20:00

備考

※アーカイブ(録画:7日間限定)視聴も可能です。
※高校生は専用ページからお申し込みください。


本講座に関係する講師の著作など

『突然変異主義進化論』野澤 昌文:共訳 (丸善出版 2019)
『ゲノム進化学』斎藤 成也:著作(共立出版 2023)
『はじめて色覚にであう本』河村 正二:監修(しきかく学習カラーメイト)
『古代ゲノムから見たサピエンス史』太田 博樹:著作(吉川弘文館 2023)
『日本人の誕生』木村亮介・斎藤成也:共著(秀和システム 2020)

単位数:2単位

※定員の充足状況の変化で、締切前でも受付終了・開講中止等になる場合があります。お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 田村 浩一郎
肩書き 東京都立大学大学院 理学研究科 教授、生命情報研究センター長
プロフィール 理学博士。日本の生物学者。進化遺伝学専攻。東京都立大学生命情報研究センター長、東京都立大学大学院 理学研究科教授、理学部教授。
元 日本進化学会会長。
1991年東京都立大学大学院理学研究科博士課程修了、ペンシルバニア州立大学分子進化遺伝学研究所博士研究員。2005年首都大学東京大学院理工学研究科生命科学専攻准教授。2008年首都大学東京大学院理工学研究科生命科学専攻教授。2016年日本進化学会会長。2019年 日本進化学会 学会賞。2019年 公益信託進化学振興木村資生基金 木村賞。
名前 髙橋 文
肩書き 東京都立大学大学院 理学研究科 教授、生命情報研究センター 研究員
プロフィール
名前 野澤 昌文
肩書き 東京都立大学大学院 理学研究科 准教授、生命情報研究センター 研究員
プロフィール ショウジョウバエを用いて生物が性染色体を獲得してきた分子進化過程を解明すべく研究を行っている.2006年東京都立大学大学院博士課程修了、博士(理学).ペンシルバニア州立大学分子進化遺伝学研究所博士研究員(2006~11年)、日本学術振興会海外特別研究員(2009~11年)、基礎生物学研究所博士研究員(2011~12年)、国立遺伝学研究所助教(2012~16年)を経て現在に至る.専門は分子進化学
名前 朝野 維起
肩書き 東京都立大学大学院 理学研究科 助教
プロフィール 北海道大学大学院地球環境科学研究科(現・大学院環境科学院)博士後期課程修了。博士(地球環境科学)。現、首都大学東京大学院理工学研究科助教(生物科学専攻)。 専門は昆虫生化学・遺伝学。 主にカイコ・ショウジョウバエ等のモデル昆虫を利用し、外骨格マトリクス構築メカニズムと昆虫誕生・進化の関係、および表皮に於ける生体防御反応に関する研究を行っている。生化学系の実習等を担当。
名前 木村 亮介
肩書き 琉球大学大学院 医学研究科 教授
プロフィール
名前 河村 正二
肩書き 東京大学大学院 新領域創成科学研究科・先端生命科学専攻 教授
プロフィール
名前 太田 博樹
肩書き 東京大学 大学院理学系研究科 教授
プロフィール
名前 斎藤 成也
肩書き 国立遺伝学研究所 特任教授
プロフィール
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