講座詳細情報
申し込み締切日:2023-04-10 / 自然科学・環境:その他教養 / 学内講座コード:”2311Z003
数学で紐解く生物の世界
主催:東京都立大学オープンユニバーシティ[東京都立大学 飯田橋キャンパス(東京都)]
問合せ先:
問合せ先:
東京都公立大学法人 東京都立大学
東京都立大学オープンユニバーシティ
TEL: 03-3288-1050
FAX: 03-3264-1863
ou-kouza@jmj.tmu.ac.jp
https://www.ou.tmu.ac.jp/web/
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-5-1東京区政会館3階
- 開催日
- 4月20日(木)
- 講座回数
- 1回
- 時間
- 18:30~20:00
- 講座区分
- 1回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 1,000円
- 定員
- 32
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
日本城館史概論 (by 東京都立大学 飯田橋キャンパス)
講座詳細
【講座内容】
プレミアム講座は東京都立大学教員の専門的かつユニークな研究の内容を紹介する講座です。興味のある方々に受講していただけるよう特別価格で提供しており、入会金も不要(一般の方)です。高校生は無料で受講できます。尚、当講座に関しては事前のキャンセルの場合でも受講料は返却いたしませんのでご了承願います。
生物の世界は多様であり、なぜ?どうして?と不思議に思うことがたくさんあります。 今回は、生物の様々な特徴の進化にまつわる不思議に数学を用いて取り組む研究事例を紹介します。生物か数学のどちらかひとつでも好きな方は楽しめるようにいくつかのトピックを扱いたいと思います。
1. どんぐりの会議
生物界にはさまざまな同調現象が見られます。そのなかでもどんぐり(堅果類)の同調的一斉開花結実はその規模や影響力が大きなものです。数年に一度、森林の樹木が示し合わあせたかのように豊作を迎え、その後しばらく不作が続きます。このリズムはどのように生じているのでしょうか、また、なぜ進化したのでしょうか。結合振動子という数理モデルを用いた研究事例を紹介します。
2. ササタケ類の一斉開花枯死
タケの仲間は生まれてからしばらくはたけのこをつくって大きくなり、その一生の最後に一度だけ花を咲かせて枯れてしまいます。驚きなのはその寿命。種によって異なりますが、最も長いものでは120年に一度だけ開花します。なぜこんなに長寿命に進化したのでしょうか。そのヒントは熱帯のタケ類にありました。NHK「サイエンスZERO」でも取り上げられた研究を自ら解説します。
3. 人生を決めるのは絶対評価?相対評価?
生物の中には一生の中で一度大きな決断を行い、その後の形態や生息場所、振る舞いが大きく異なるものが存在します。例えばヤマメは河川で孵化しますが、0歳の夏に意思決定し、川を下って海洋を回遊するかどうか決断します。海に出たものはサクラマスと呼ばれとても大きい魚体になりますが、河川に留まることを決めたものはヤマメとして河川で一生を終えます。どのようにして意思決定が行われているのでしょうか。自身を評価する機構の観点から考えましょう。
【講座スケジュール】
第1回 04-20 18:30~20:00
プレミアム講座は東京都立大学教員の専門的かつユニークな研究の内容を紹介する講座です。興味のある方々に受講していただけるよう特別価格で提供しており、入会金も不要(一般の方)です。高校生は無料で受講できます。尚、当講座に関しては事前のキャンセルの場合でも受講料は返却いたしませんのでご了承願います。
生物の世界は多様であり、なぜ?どうして?と不思議に思うことがたくさんあります。 今回は、生物の様々な特徴の進化にまつわる不思議に数学を用いて取り組む研究事例を紹介します。生物か数学のどちらかひとつでも好きな方は楽しめるようにいくつかのトピックを扱いたいと思います。
1. どんぐりの会議
生物界にはさまざまな同調現象が見られます。そのなかでもどんぐり(堅果類)の同調的一斉開花結実はその規模や影響力が大きなものです。数年に一度、森林の樹木が示し合わあせたかのように豊作を迎え、その後しばらく不作が続きます。このリズムはどのように生じているのでしょうか、また、なぜ進化したのでしょうか。結合振動子という数理モデルを用いた研究事例を紹介します。
2. ササタケ類の一斉開花枯死
タケの仲間は生まれてからしばらくはたけのこをつくって大きくなり、その一生の最後に一度だけ花を咲かせて枯れてしまいます。驚きなのはその寿命。種によって異なりますが、最も長いものでは120年に一度だけ開花します。なぜこんなに長寿命に進化したのでしょうか。そのヒントは熱帯のタケ類にありました。NHK「サイエンスZERO」でも取り上げられた研究を自ら解説します。
3. 人生を決めるのは絶対評価?相対評価?
生物の中には一生の中で一度大きな決断を行い、その後の形態や生息場所、振る舞いが大きく異なるものが存在します。例えばヤマメは河川で孵化しますが、0歳の夏に意思決定し、川を下って海洋を回遊するかどうか決断します。海に出たものはサクラマスと呼ばれとても大きい魚体になりますが、河川に留まることを決めたものはヤマメとして河川で一生を終えます。どのようにして意思決定が行われているのでしょうか。自身を評価する機構の観点から考えましょう。
【講座スケジュール】
第1回 04-20 18:30~20:00
備考
【参考図書】
『遺伝子・多様性・循環の科学―生態学の領域融合へ』(門脇浩明、立木佑弥編、京都大学学術出版会、2019年)
※高校生の参加は無料です。
※高校生は専用ページからお申し込みください。
単位数:0単位
※定員の充足状況の変化で、締切前でも受付終了・開講中止等になる場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
『遺伝子・多様性・循環の科学―生態学の領域融合へ』(門脇浩明、立木佑弥編、京都大学学術出版会、2019年)
※高校生の参加は無料です。
※高校生は専用ページからお申し込みください。
単位数:0単位
※定員の充足状況の変化で、締切前でも受付終了・開講中止等になる場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 立木 佑弥 |
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肩書き | 東京都立大学 理学部 助教 |
プロフィール | 博士(理学) 九州大学大学院システム生命科学府で学位取得。日本学術振興会特別研究員、日本学術振興会海外特別研究員を経て、現在、理学研究科生命科学専攻助教。専門は生態学、数理生物学。 生物にまつわる不思議について、力学系やゲーム理論などの数理的手法を駆使して解き明かす理論生物学研究を行っている。 生き物とサッカーをこよなく愛する。JFA公認D級コーチ、サッカー4級審判員。 |
関連講座
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