大学公開講座のセカンドアカデミー

アウグスティヌスの主著『神の国』(De Civitate Dei)を学ぶ。『神の国』は「共同体」としての「人間」のあるがままを「真理そのもの」である「神」へと「自己」の「心の奥底」で問い掛けて明らかにする試みである。第10巻まではローマの「伝統的な市民の理想像及び現状」と対比して「新しい神の国」の市民である「キリスト教徒」の「生き方」が主題化さ れている。昨年度に続き、今年度は第3巻以下を学ぶ。「ローマ史の回顧と反省」が内容なので、複雑かつ微妙な検討が必要となる。
使用テキスト：『アウグスティヌス著作集』第十一巻『神の国』（１）（赤木、泉、金子訳）教文館を
主要テキストとする。Oeuvres de Saint Augustin 33 La Cité de Dieu I-V の「ラテン語原典＋
仏訳版」の重要箇所を参考資料として配布する。

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聖心女子大学キリスト教文化研究所
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名前	加藤 信朗
肩書き	首都大学東京名誉教授・元聖心女子大学教授
プロフィール	－