講座詳細情報
申し込み締切日:2024-01-30 / その他教養 / 学内講座コード:23B1602100
神奈川大学日本常民文化研究所主催 常民文化研究を語る【対面講座】 ー常民文化ミュージアムへいたる道
- 開催日
- 2月13日(火)、 2月20日(火)、 2月27日(火)、 3月 5日(火)、 3月12日(火)、 3月19日(火)
- 講座回数
- 6回
- 時間
- 10:30~12:00
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- -
- 受講料
- 10,500円
- 定員
- 30
- その他
- 9500(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
- 補足
講座詳細
【講座内容】
日本常民文化研究所は1921年に創設され、1982年大学の付置研究所となってからも民具の収集・分類、古文書の収集・整理など日本常民社会の多様な領域を対象とし独創的業績を上げてきました。このたびその研究成果を公開するため博物館相当施設「常民文化ミュージアム」として展示室をリニューアルしました。本講座では展示テーマを中心に、これまでの共同研究の成果を担当の所員がお話しします。また最終週には会場を横浜キャンパスに移し、学芸員による「常民文化ミュージアム」の展示解説およびバックヤードツアーを行います。
※第6回は横浜キャンパスにおいて、学芸員による「常民文化ミュージアム」の展示解説およびバックヤードツアーを行う予定。
【講座スケジュール】
第1回 2月13日(火) 常民文化研究の過去・現在・未来【泉水 英計】
詳細:常民とは何か。庶民や人民に比べると耳慣れない語が求められた背景には近代日本のナショナリズムがありました。常民文化を探求した先人たちの活動について、それ自体をひとつの文化運動として紐解いていきましょう。
第2回 2月20日(火) くらしの中の布【昆 政明】
詳細:布は様々な素材の糸で織られています。布は、地域や時代、使用する人々によって変化しますが、今回は北日本地域で多く使用された、刺し子着物について、津軽地方のこぎん刺し、南部地方の菱刺しを中心に紹介します。
第3回 2月27日(火) 海のくらしと知恵【安室 知】
詳細:海辺に暮らす人びとは、自然を改変するよりも、海という大自然に寄り添いながら、それをうまく利用するための技を発達させてきました。そうした海をめぐる知恵や技について1人の漁師の目を通して解説します。
第4回 3月 5日(火) 生活の記録-古文書が語る二神島-【関口 博巨】
詳細:二神島は瀬戸内海に浮かぶ小さな島である。日本常民文化研究所は、縁あって島の旧家・二神家の中世・近世・近代の古文書を所蔵している。本講座では二神家文書を紐解きながら、島の歴史や暮らしに迫ってみたい。
第5回 3月12日(火) 日本常民文化研究所による神大生の研究【木下 直之】
詳細:常民文化研究は遠隔地へと目を向けがちだが、研究所の所在地たる神奈川大学にも「常民」はいるはず。ここでは神大生に狙いを定め、衣食住からその文化に迫る。さて、学生たちの持ち物に「民具」は見つかるだろうか。
第6回 3月19日(火) 常民文化ミュージアム 展示解説とバックヤードツアー【越智 信也/加藤 友子/窪田 涼子】(横浜キャンパスでの開催となります)
詳細:横浜キャンパスにリニューアルされた常民文化ミュージアム常設展と企画展を見学したのち、ふだんは未公開の日本常民文化研究所のバックヤードを解説とともに見学します。
日本常民文化研究所は1921年に創設され、1982年大学の付置研究所となってからも民具の収集・分類、古文書の収集・整理など日本常民社会の多様な領域を対象とし独創的業績を上げてきました。このたびその研究成果を公開するため博物館相当施設「常民文化ミュージアム」として展示室をリニューアルしました。本講座では展示テーマを中心に、これまでの共同研究の成果を担当の所員がお話しします。また最終週には会場を横浜キャンパスに移し、学芸員による「常民文化ミュージアム」の展示解説およびバックヤードツアーを行います。
※第6回は横浜キャンパスにおいて、学芸員による「常民文化ミュージアム」の展示解説およびバックヤードツアーを行う予定。
【講座スケジュール】
第1回 2月13日(火) 常民文化研究の過去・現在・未来【泉水 英計】
詳細:常民とは何か。庶民や人民に比べると耳慣れない語が求められた背景には近代日本のナショナリズムがありました。常民文化を探求した先人たちの活動について、それ自体をひとつの文化運動として紐解いていきましょう。
第2回 2月20日(火) くらしの中の布【昆 政明】
詳細:布は様々な素材の糸で織られています。布は、地域や時代、使用する人々によって変化しますが、今回は北日本地域で多く使用された、刺し子着物について、津軽地方のこぎん刺し、南部地方の菱刺しを中心に紹介します。
第3回 2月27日(火) 海のくらしと知恵【安室 知】
詳細:海辺に暮らす人びとは、自然を改変するよりも、海という大自然に寄り添いながら、それをうまく利用するための技を発達させてきました。そうした海をめぐる知恵や技について1人の漁師の目を通して解説します。
第4回 3月 5日(火) 生活の記録-古文書が語る二神島-【関口 博巨】
詳細:二神島は瀬戸内海に浮かぶ小さな島である。日本常民文化研究所は、縁あって島の旧家・二神家の中世・近世・近代の古文書を所蔵している。本講座では二神家文書を紐解きながら、島の歴史や暮らしに迫ってみたい。
第5回 3月12日(火) 日本常民文化研究所による神大生の研究【木下 直之】
詳細:常民文化研究は遠隔地へと目を向けがちだが、研究所の所在地たる神奈川大学にも「常民」はいるはず。ここでは神大生に狙いを定め、衣食住からその文化に迫る。さて、学生たちの持ち物に「民具」は見つかるだろうか。
第6回 3月19日(火) 常民文化ミュージアム 展示解説とバックヤードツアー【越智 信也/加藤 友子/窪田 涼子】(横浜キャンパスでの開催となります)
詳細:横浜キャンパスにリニューアルされた常民文化ミュージアム常設展と企画展を見学したのち、ふだんは未公開の日本常民文化研究所のバックヤードを解説とともに見学します。
備考
【備考】
※第6回3月19日は横浜キャンパスで実施予定です。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
※第6回3月19日は横浜キャンパスで実施予定です。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 泉水 英計 |
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肩書き | 神奈川大学日本常民文化研究所 所員、神奈川大学経営学部 教授 |
プロフィール | [専門分野]社会人類学[研究業績]編著『近代国家と植民地性 アジア太平洋地域の歴史的展開』御茶の水書房 2022年共編著『よみがえる 沖縄 米国施政権下のテレビ映像-琉球列島米国民政府(USCAR)の時代』不二出版2020年 |
名前 | 昆 政明 |
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肩書き | 神奈川大学日本常民文化研究所所員、神奈川大学国際日本学部特任教授 |
プロフィール | [専門分野]民俗学 船舶史[研究業績]「北日本における伝統的木造漁船の船体構造の変遷過程」『国際常民文化研究叢書5-環太平洋海域における伝統的造船技術の比較研究』2014年「艪・櫂の操作と絵画表現」『国際シンポジウム報告書II』モノ語り-民具・物質文化からみる人類文化 2011年 |
名前 | 安室 知 |
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肩書き | 神奈川大学日本常民文化研究所所長、神奈川大学国際日本学部 教授 |
プロフィール | [専門分野]民俗学(生業論 環境論)物質文化論[研究業績]『日本民俗分布論-民俗地図のリテラシー』慶友社 2022年『都市と農の民俗-農の文化資源化をめぐって』慶友社2020年 |
名前 | 関口 博巨 |
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肩書き | 神奈川大学日本常民文化研究所所員、神奈川大学国際日本学部 准教授 |
プロフィール | [専門分野]日本近世史 古文書の整理と修復[研究業績]『近世村落の領域と身分』吉川弘文館 2021年『古文書を学ぶ-市川海老蔵の証文から』御茶の水書房 2021年 |
名前 | 木下 直之 |
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肩書き | 神奈川大学日本常民文化研究所所員神奈川大学国際日本学部 特任教授静岡県立美術館館長 |
プロフィール | [専門分野]日本美術史 博物館学 文化資源学 [研究業績]「義足考 1904-2020」『歴史と民俗』37 平凡社 2021年『動物園巡礼』東京大学出版会 2018年 |