講座詳細情報
申し込み締切日:2024-01-17 / 英語(初級):英語(中級~):その他教養 / 学内講座コード:”2341G003
【オンライン】英語で読む数学 その5
主催:東京都立大学オープンユニバーシティ[東京都立大学 オンライン講座(東京都)]
問合せ先:
問合せ先:
東京都公立大学法人 東京都立大学
東京都立大学オープンユニバーシティ
TEL: 03-3288-1050
FAX: 03-3264-1863
ou-kouza@jmj.tmu.ac.jp
https://www.ou.tmu.ac.jp/web/
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-5-1東京区政会館3階
- 開催日
- 1月27日(土)~2月24日(土)
- 講座回数
- 4回
- 時間
- 10:30~12:00
- 講座区分
- その他
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 10,100円
- 定員
- 20
- 補足
講座詳細
【講座内容】
英語で数学の本を読みます。数学特有の言い回しや数学用語を学ぶとともに、正確に読む訓練をします。正確に読まなければもはや数学ではないからです。そのためには、文の構造を理解し、主語と動詞をバックボーンとして、そのほかの部分がいかに肉付けしているかを見分ける必要があります。それには確実な文法知識が必要ですので、定冠詞と不定冠詞の使い分け、関係代名詞、分詞構文などいくつかの文法事項の復習もします。文法といっても数学の本を読むだけなら必要事項は多くありませんのでご心配なく。また、一般に数学の本の読み方についても話します。
テキストはダニエル・ソローの名著『証明の読み方・考え方』第6版の第8章主張の否定をどう書くか、第9章背理法、第10章対偶法の抜粋を用います。
今回から受講することも可能です!初めて受講なさる方は、邦訳『証明の読み方・考え方』(ソロー著、西村・服部訳、共立出版)を74ページまで(ひとりでも読みやすいです)目を通してくだされば、大丈夫です。第8章から一緒に英語で読んでいきましょう。
高校のとき、数学の証明問題を解こうとして、とにかく思いついたことを書き出してみたもののそこからどう進めばよいかわからず、頭を抱えた経験はありませんか。ソローの本は、証明問題をその中にある「キーワード」によって分類して、証明をどのように始めて、進めていけばよいかという、考え方の明確な指針を示してくれます。証明のしかたを整理して見事に言語化したこの本は、数学者が読んでも引き込まれます。平易な英語で書かれていますので原著でゆっくり味わっていきましょう。数学の予備知識は2次方程式の解き方とピタゴラスの定理を覚えていれば十分です。
講座の進め方は、講師が解説しながら訳していくことを予定していますが、受講者の方々が訳してくださるのは大歓迎です。英語は「読んでわかったと思う」ことと「正確に理解する」ことの間には大きな開きがあります。英語は得意でないと思っている方は、講座の前にその日のテキストの和訳を書いてみることをお勧めします。意外と難しいですよ。そのあとで講座に出るともやもやが一気に解決する爽快感を味わえます。
使用書籍
『How to Read and Do Proofs』第6版 Daniel Solow著(Wiley)
講師著書
『数学のための英語教本』原田なをみ・David Croydon監修、服部久美子著(共立出版)
【講座スケジュール】
第1回 01-27 10:30~12:00
第2回 02-10 10:30~12:00
第3回 02-17 10:30~12:00
第4回 02-24 10:30~12:00
英語で数学の本を読みます。数学特有の言い回しや数学用語を学ぶとともに、正確に読む訓練をします。正確に読まなければもはや数学ではないからです。そのためには、文の構造を理解し、主語と動詞をバックボーンとして、そのほかの部分がいかに肉付けしているかを見分ける必要があります。それには確実な文法知識が必要ですので、定冠詞と不定冠詞の使い分け、関係代名詞、分詞構文などいくつかの文法事項の復習もします。文法といっても数学の本を読むだけなら必要事項は多くありませんのでご心配なく。また、一般に数学の本の読み方についても話します。
テキストはダニエル・ソローの名著『証明の読み方・考え方』第6版の第8章主張の否定をどう書くか、第9章背理法、第10章対偶法の抜粋を用います。
今回から受講することも可能です!初めて受講なさる方は、邦訳『証明の読み方・考え方』(ソロー著、西村・服部訳、共立出版)を74ページまで(ひとりでも読みやすいです)目を通してくだされば、大丈夫です。第8章から一緒に英語で読んでいきましょう。
高校のとき、数学の証明問題を解こうとして、とにかく思いついたことを書き出してみたもののそこからどう進めばよいかわからず、頭を抱えた経験はありませんか。ソローの本は、証明問題をその中にある「キーワード」によって分類して、証明をどのように始めて、進めていけばよいかという、考え方の明確な指針を示してくれます。証明のしかたを整理して見事に言語化したこの本は、数学者が読んでも引き込まれます。平易な英語で書かれていますので原著でゆっくり味わっていきましょう。数学の予備知識は2次方程式の解き方とピタゴラスの定理を覚えていれば十分です。
講座の進め方は、講師が解説しながら訳していくことを予定していますが、受講者の方々が訳してくださるのは大歓迎です。英語は「読んでわかったと思う」ことと「正確に理解する」ことの間には大きな開きがあります。英語は得意でないと思っている方は、講座の前にその日のテキストの和訳を書いてみることをお勧めします。意外と難しいですよ。そのあとで講座に出るともやもやが一気に解決する爽快感を味わえます。
使用書籍
『How to Read and Do Proofs』第6版 Daniel Solow著(Wiley)
講師著書
『数学のための英語教本』原田なをみ・David Croydon監修、服部久美子著(共立出版)
【講座スケジュール】
第1回 01-27 10:30~12:00
第2回 02-10 10:30~12:00
第3回 02-17 10:30~12:00
第4回 02-24 10:30~12:00
備考
※使用ページはこちらで用意するため、テキストの購入は不要です。
【対象者】
数学と英語に興味のある方
単位数:1単位
※定員の充足状況の変化で、締切前でも受付終了・開講中止等になる場合があります。お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
【対象者】
数学と英語に興味のある方
単位数:1単位
※定員の充足状況の変化で、締切前でも受付終了・開講中止等になる場合があります。お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 服部 久美子 |
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肩書き | 東京都立大学 名誉教授 |
プロフィール | 東京大学大学院 博士(理学) 2022年3月まで東京都立大学(首都大学東京)大学院数理科学専攻 教授、現在 東京都立大学名誉教授 専門:フラクタル、確率論、Amazonランキングの確率過程 著書:『数学のための英語教本』 共立出版 (原田なをみ、David Croydon監修) 訳書:『フラクタル幾何学』 ファルコナー著 共立出版 (村井浄信との共訳) 『フラクタル』 ファルコナー著 岩波書店 資格:英検1級、ロシア語検定1級 |