講座詳細情報
申し込み締切日:2011-09-29 / 心理:自然科学・環境:その他教養
日吉キャンパス公開講座「災害とメディア」
主催
:慶應義塾大学(日吉キャンパス)[慶應義塾大学日吉キャンパス(神奈川県)]
問合せ先
:神奈川県ヘルスケア・ニューフロンティア講座事務局
http://lib-arts.hc.keio.ac.jp/
TEL:045-563-3978
※お電話での問い合わせは平日9時~17時
※土日祝日、8/20~31の電話でのお問い合わせはご遠慮ください
- 開催日
- 2011年10月1日(土)〜12月3日(土)毎週土曜日
*10月22日、11月19日は休講
- 講座回数
- 全8回(16講義)
- 時間
- 13:00〜16:15
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 8,000円
- 定員
- 300
- その他
- 全8回(16講義)の授業料となります。
初回に受講票と、講義要項をお配り致します。
筆記用具はご自身でご用意ください。
- 補足
-
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
情報を「発信し」「伝え」「受け取って理解する」というプロセスは、決して自明のものではありません。それが一筋縄ではいかないこと、しばしば恣意的で誘導的であることは、東日本大震災と福島原発事故の報道を通し、私たちが等しく痛感しているところでしょう。メディアを通して情報を受け取るとはいかなる営為なのか? 押し寄せる情報に、どのように向き合えば良いのか?今回の、さらに過去の災害がいかに伝えられ、受け止められてきたかを、ジャーナリズム、歴史、芸術など様々な角度から考えます。
備考
公開講座期間中、慶應義塾日吉図書館への入館・資料の閲覧が可能です(貸し出しは不可)。
また、慶應義塾大学出版会の出張販売も予定しています。
講師陣
名前 |
片山社秀 |
肩書き |
慶應義塾大学法学部准教授 |
プロフィール |
慶應義塾大学法学部准教授、国際日本文化研究センター客員准教授。著書に『近代日本の右翼思想』(講談社)、『音盤考現学』『音盤博物誌』『クラシック迷宮図書館(正・続)』(以上、アルテスパブリッシング)、『ゴジラと日の丸』(文藝春秋)、共著書に『日本戦後音楽史(上・下)』(平凡社)、『日本思想という病』(光文社)、共編著に『日本の作曲家』(日外アソシエーツ)、など。『音盤考現学』と『音盤博物誌』で2008年度の吉田秀和賞とサントリー学芸賞を受ける。 |
名前 |
龍澤武 |
肩書き |
東アジア出版人会議理事、 元平凡社取締役編集局長 |
プロフィール |
慶應義塾大学経済学部卒業。1968年平凡社入社。平凡社選書編集長、取締役事典書籍部長、取締役編集局長を歴任。加藤周一編集長のもと、内部編集長として『世界大百科事典』(全35巻)を完成(1988年)させるかたわら、西郷信綱『古事記注釈』(全4巻)、藤田省三『精神史的考察』、網野善彦『無縁・公界・楽』など日本の精神史・歴史学を革新する著作の企画編集に従事。東洋文庫・平凡社ライブラリーなどの企画を指揮し、E.サイード『オリエンタリズム』などの翻訳出版を推進。その後『季刊・本とコンピュータ』編集委員、トヨタ財団理事を務めた。現在、法政大学講師、東アジア出版人会議理事。 |
名前 |
加藤隆 |
肩書き |
慶應義塾大学医学部助教 |
プロフィール |
1997年慶應義塾大学医学部卒業、同年慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室に入局。東京歯科大学市川総合病院精神・神経科、財団法人井之頭病院勤務を経て、2006年より慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室助教として現職。病棟副医長。専門は神経心理学ならびに脳機能画像としてのMEGを用いた研究を行っている。2011年4月12日より4月19日まで東日本大震災に伴う東京都医療支援第七班として福島県相馬市に派遣され「こころのケアチーム」として活動を行った。慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室には東京都から第七班〜第九班での支援要請があり、計三週間にわたる精神医療支援を行った。 |
名前 |
高野研一 |
肩書き |
慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科教授 |
プロフィール |
大規模技術システムにおけるリスクマネジメントとヒューマンファクターおよび創造性開発。電気事業および化学業界の 事業所の安全診断、安全改善提案、インタビュー調査、コンサルテーション などを続ける。また、労働安全・設備安全・環境安全を統合した新たなリスクアセスメント手法の現場適用などの業務を続ける。 |
名前 |
小室正紀 |
肩書き |
慶應義塾大学経済学部教授 |
プロフィール |
慶應義塾大学経済学部教授。慶應義塾大学経済学部を経て、同大学経済学研究科博士課程単位取得退学、博士(経済学)。専門は、日本経済思想史・経済史。特に江戸時代における民間の経済思想を研究。また、福澤諭吉に関する執筆・編纂も手がける。主要な業績として『草莽の経済思想―江戸時代における市場・「道」権利―』(1999、慶應義塾賞)、共編著『福澤諭吉書簡集』(2001-2003)、共編著『福澤諭吉事典』(2010)、「大坂両替商草間直方における「融通」」(川口浩編『日本の経済思想世界』2004)所収など。 |
名前 |
巽孝之 |
肩書き |
慶應義塾大学文学部教授 |
プロフィール |
慶應義塾大学文学部英米文学専攻教授。コーネル大学大学院博士課程修了(Ph.D., 1987)。アメリカ文学、現代批評理論専攻。北米学術誌 The Journal of Transnational American Studies編集委員。著書に『サイバーパンク・アメリカ』(勁草書房、1988年度日米友好基金アメリカ研究図書賞受賞)、『ニュー・アメリカニズム』(青土社、1995年度福沢賞)、『「白鯨」アメリカン・スタディーズ』(みすず書房、 2005年)、Full Metal Apache (Duke UP, 2006)ほか。編訳書にダナ・ハラウェイ他『サイボーグ・フェミニズム』(トレヴィル、1991年、第2回日本翻訳大賞思想部門賞)ほか多数。 |
名前 |
山腰修三 |
肩書き |
慶應義塾大学メディア・コミュニケーション 研究所専任講師 |
プロフィール |
慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所専任講師。2008年慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程修了。博士(法学)。昭和女子大学人間社会学部専任講師を経て、2010年より現職。戦後日本の政治社会を事例としたニュース研究、政治コミュニケーション研究を行っている。主要業績に『マス・コミュニケーションへの接近』(共著、八千代出版、2005年)、『ジャーナリズムと権力』(共著、世界思想社、2006年)、『「水俣」の言説と表象』(共著、藤原書店、2007年)、『マス・コミュニケーション研究』(共訳、慶應義塾大学出版会、2010年)、「沖縄社会における反基地感情のメディア表象」『メディア・コミュニケーション』No.61(2011年)など。 |
名前 |
松原彰子 |
肩書き |
慶應義塾大学経済学部教授 |
プロフィール |
慶應義塾大学経済学部教授。東京大学大学院理学系研究科地理学博士課程修了(理学博士)。1998年より現職。専門分野:自然地理学、地形学。研究課題:「沿岸平野における地形発達史の復元」、「地形変遷と人間活動との関係の解析」。著書:『自然地理学 -自然環境の過去・現在・未来』、『ジオ・メディアの系譜』(共著)(慶應義塾大学出版会)、『日本の地形 中部』(分担執筆)(東京大学出版会)など。翻訳:『世界の地理 フランス』、『オックスフォード地理学辞典』(共訳)(朝倉書店)など。 |
名前 |
山本晶 |
肩書き |
慶應義塾大学名誉教授 |
プロフィール |
義塾の英文科を12年前に停年退職、その後は5年ほど東京家政学院大学の人文学部比較文化専攻に在籍した。義塾での最終講義では「『ローマの休日』考」と題して、同映画とアカ狩りとの関係を論じた。これは明治期から100年以上も続いた月刊誌『英語青年』1999年12月号、翌年1月号に連載された。家政学院での最終講義は英字新聞の見出しの特徴を具体例を多数挙げて解説した。いずれの場合にも英国通信社での経験が役立ったが、ルース・アドラー女史の『ニューヨーク・タイムズの一日』(平凡社、1973年)を邦訳する際にも大いに助けとなった。 |
名前 |
松浦良充 |
肩書き |
慶應義塾大学文学部教授 |
プロフィール |
慶應義塾大学文学部教授(教育学専攻)。国際基督教大学大学院教育学研究科博士後期課程在学要件修了。明治学院大学文学部専任講師、助教授、教授を経て、2002年より現職。1995-6年、2009-10年、シカゴ大学客員研究員。シカゴ大学(史)を主たるフィールドとして、アメリカ合衆国におけるリベラル・アーツとその教育の史的変容過程を、日本の大学教育や教養論との比較および思想史的な観点から研究している。主要著作に『教育学の基礎』(共著・一藝社)、『「教育」を問う教育学』(共著・慶應義塾大学出版会)、『経験の意味世界をひらく』(共編著・東信堂)、『教育と政治』(共著・勁草書房)、『大学のカリキュラム改革』(共著・玉川大学出版部)、『大学改革』(共著・世織書房)などがある。 |
関連講座