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講座詳細情報

申し込み締切日:2024-01-13 / 日本史 / 学内講座コード:140516

武道と武士道とサピエンス 人間と戦争/平和を考える

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
1月15日(月)~ 3月11日(月)
講座回数
8回
時間
10:40~12:10
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
27,324円
定員
30
その他
会員受講料: 23,760円(入会金は8,000円(税込))
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・武士と武道そして武士道との関係をの視点で理解する。
・戦争・戦闘の恐ろしさと、その克服法としての武道を理解する。
・武道の修行法(約束稽古と自由稽古)の意義と問題点を理解する。
・柔道と合気道に影響を与えた起倒流やわらの独自性と価値を理解する
・武術・武道論からみた戦争と平和を考える。

【講義概要】
わが国には二つの「武」の文化がある。武道と武士道だ。学校教育に採用された武道は広くスポーツの一種と考えられる反面、古代以降、人を殺傷する技を、人を活かす技へと倫理的に昇華してきた歴史をもつ。一方武士道は、指導者階層になった武士が戦士であることを誇る自立的精神性から発した。武士道は江戸期に士道といわれ、平和な封建社会の武士の生活規範として機能した。その中には「知・仁・勇」など現代社会でも受容しうる側面をもつ反面、殉死や切腹といった非人間性を孕む面もあった。この講座では、諸科学の知見や文豪の知恵に学び、ホモ・サピエンスの本性(協調性と攻撃性)及び戦争と平和の視点から二つの個性的な民族文化を考える。

【各回の講義予定】
第1回 2024/ 1/15(月) はじめにーホモ・サピエンスと武道・武士道
第2回 2024/ 1/22(月) 武士道の美と悲しみ
第3回 2024/ 1/29(月) いくさにおける武術と武士道―武道はどのように平和に貢献するか?
第4回 2024/ 2/ 5(月) 森鴎外の小説に見る武士道―その悲しみと政治
第5回 2024/ 2/19(月) 武術の修行法論争―約束稽古(形)か、自由稽古(竹刀打込み稽古・乱取り)か?
第6回 2024/ 2/26(月) 武の古典を読む―宮本武蔵『五輪書』と富木謙治「日本武道の独自性」
第7回 2024/ 3/ 4(月) 嘉納治五郎と植芝盛平―起倒流とその可能性
第8回 2024/ 3/11(月) おわりに―武術と戦争/平和

備考

【ご受講に際して】
◆開始時間に間に合うよう、ご着席ください。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 志々田 文明
肩書き 早稲田大学名誉教授
プロフィール 早稲田大学第一文学部(哲学専攻)卒。筑波大学大学院体育研究科を経て、1996年早大人間科学部教授、2003年同スポーツ科学学術院教授。2003年博士(人間科学)。『武道の教育力:満州国・建国大学における武道教育』(2006)でスポーツ史学会学会賞。『日本武道の武術性とは何か』(共編著,2020)、国際学術誌「Archives of Budo」セクションエディター。武道論専攻。
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