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講座詳細情報

申し込み締切日:2023-09-30 / 日本史 / 学内講座コード:330211

もうひとつの満州国史―反満抗日闘争と治安戦を軸に

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10月 2日(月)~12月11日(月)
講座回数
10回
時間
13:10~14:40
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
34,155円
定員
24
その他
会員受講料: 29,700円(入会金は8,000円(税込))
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・「五族協和」「王道楽土」といわれた満州国史を問い直す
・満州国史を関東軍の侵略と中国軍民の反満抗日闘争を軸に捉え直す
・日本人の知らなかった「もうひとつの満州国史」を明らかにする

【講義概要】
関東軍が謀略により作り上げた「満州国」は、「五族協和」「王道楽土」の理想国家の建設を目指したとされたが、たぶんに日本が喧伝した幻影であった。現実の歴史には著しく異なる側面があった。それは日本の満州侵略により土地、領土、財産さらに生命まで奪われた中国民衆と地方軍が粘り強く展開した反満抗日闘争の歴史であった。これに対して関東軍は「治安戦」「治安掃討戦」「治安粛正戦」(当時は「匪賊討伐戦」と言った)と称して、大規模で徹底した武力掃蕩作戦を繰り広げた。講義では、中国軍民の反満抗日闘争とこれに対する関東軍の治安掃討戦の展開を歴史軸に据えて「もうひとつの満州国史」を通史的に明らかにしてゆく。

【各回の講義予定】
第1回 2023/10/ 2(月) 満州事変・「満州国建国」に対する抗日ゲリラ闘争
第2回 2023/10/16(月) 東北抗戦のシンボルとなった馬占山
第3回 2023/10/23(月) 「日満議定書」の調印と平頂山事件
第4回 2023/10/30(月) 関東軍の熱河侵攻と東北軍の抗戦
第5回 2023/11/ 6(月) 東北抗日連軍の反満抗日ゲリラ闘争の展開
第6回 2023/11/13(月) 土竜山事件―満州武装移民団への襲撃
第7回 2023/11/20(月) 東条英機と関東軍の治安粛正作戦
第8回 2023/11/27(月) 「満鉄」と鉄路愛護運動
第9回 2023/12/ 4(月) 関東軍の熱河省に対する「三光政策」
第10回 2023/12/11(月) ソ連軍の満州侵攻と「満州国」の崩壊、国共内戦激化

備考

【ご受講に際して】
◆参考図書:笠原十九司著『日中戦争全史 上・下』高文研、2017年 笠原十九司著『日本軍の治安戦―日中戦争の実相』岩波書店、2010年

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 笠原 十九司
肩書き 都留文科大学名誉教授
プロフィール 1944年群馬県生まれ。東京教育大学文学部卒業後、同大学文学研究科修士課程中退。博士(学術、東京大学)。専門分野は、中国近現代史、東アジア近現代史。著書に、『第一次世界大戦期の中国民族運動』(汲古書院)、『日本軍の治安戦』(岩波書店)、『南京事件』(岩波新書)、『日中戦争全史 上・下』(高文研)、『海軍の日中戦争』(平凡社)などがある。
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