大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・クラシック音楽の曲中での華(=感動の源)を発見し深く味わう。
・音の「身振り」、響きの表現を丁寧に味わい楽しめるようになる。
・実演や視聴覚資料の聴取から、実際的で生きた音楽体験をめざす。

【講義概要】
クラシック音楽を鑑賞・演奏していると、感動的で胸を打つ(=華のある)楽想に出会い、それがきっかけで体験が深まり、実り豊かな芸術への道が開けることがあります。当講座では幅広いジャンルの音楽に大胆なドラマ的解釈を施して、楽種を越える「華」や「分水嶺」的な部分を発見し味わいを深めます。鑑賞体験は、モーツァルトのピアノ、ヴァイオリン、フルート等、様々な独奏楽器の協奏曲から出発し、他の作曲家のシンフォニーやオペラ、宗教曲等に至ります。古代ギリシャ以来の含蓄ある芸術思想にも触れヒントを得つつ、視聴覚資料を活用し、ときに印象深いメロディーを口ずさむなど、響きに即しての実践的な講義です。

【各回の講義予定】
第1回 2023/ 9/30(土) モーツァルトのピアノ・コンチェルト
第2回 2023/10/ 7(土) モーツァルトの各種楽器のためのコンチェルト
第3回 2023/10/14(土) フランスの舞台芸術
第4回 2023/10/21(土) シューベルトの室内楽
第5回 2023/10/28(土) 生の演奏、響きを聴き、口ずさみ、音楽の中へ―バッハ作品を含めて
第6回 2023/11/11(土) モーツァルトのオペラ
第7回 2023/11/18(土) ベートーヴェンの交響曲
第8回 2023/11/25(土) ワーグナーのオペラ
第9回 2023/12/ 2(土) 生の演奏、響きを聴き、口ずさみ、音楽の中へ―シューマンの歌曲を含めて
第10回 2023/12/ 9(土) オペレッタの名作

【ご受講に際して】
◆講義する曲の一部については、演奏者に2回ほど来て頂き、受講の皆さんに生きた音でわかりやすく体験頂く予定です。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	茂木 一衞
肩書き	横浜国立大学名誉教授
プロフィール	東京大学卒業(美学芸術学)、東京藝術大学大学院修士課程修了(音楽学)。横浜国立大学名誉教授。専門は西洋音楽史、音楽美学。主な著書は『「癒し」を越えるクラシック』(音楽之友社)、『音楽宇宙論への招待』(春秋社)等。音楽誌にて批評活動、CD・DVD解説多数。日欧でコンサート開催、指揮活動を行う。

名前	茂木 恭子
肩書き	－
プロフィール	－