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講座詳細情報

申し込み締切日:2023-10-01 / 文学 / 学内講座コード:130112

『源氏物語』若菜下巻を読む

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10月 3日(火)~12月 5日(火)
講座回数
10回
時間
13:10~14:40
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
34,155円
定員
30
その他
会員受講料: 29,700円(入会金は8,000円(税込))
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・『源氏物語』の原文を丁寧に読むことで、言葉の持つ豊かな表現性を味わう。
・物語の表現・構造などについて把握することで、『源氏物語』の物語文学としての価値や達成についての認識を深める。
・平安時代の習俗や歴史などを知り、物語世界の背景への理解を深める。

【講義概要】
春学期に引き続き、『源氏物語』若菜下巻を読んでいきます。若菜上巻では光源氏の栄華はますます盛んとなる一方で、紫の上と光源氏との心のすれ違いや柏木の女三宮への妄執など、今後の展開に影を落とす因子も胚胎されていました。続く若菜下巻では、そうした懸案事項が光源氏の心の安寧を脅かす事態へと発展し、六条院世界の安定を揺さぶるものとなっていきます。源氏は柏木の裏切りを通じて自らの過去の罪と向き合わざるを得ず、自身の「老い」を突きつけられます。苦渋に満ちた色調を物語は帯びることになりますが、だからこそ味わい深いものがあると言えます。『源氏物語』を読み解く面白さが詰まったこの巻をご一緒に堪能していきたく思います。

【各回の講義予定】
第1回 2023/10/ 3(火) 若菜下巻〔9〕〔10〕を読む
第2回 2023/10/10(火) 若菜下巻〔11〕〔12〕を読む
第3回 2023/10/17(火) 若菜下巻〔13〕〔14〕〔15〕を読む
第4回 2023/10/24(火) 若菜下巻〔16〕を読む
第5回 2023/10/31(火) 若菜下巻〔17〕〔18〕を読む
第6回 2023/11/ 7(火) 若菜下巻〔19〕を読む
第7回 2023/11/14(火) 若菜下巻〔20〕〔21〕を読む
第8回 2023/11/21(火) 若菜下巻〔22〕を読む
第9回 2023/11/28(火) 若菜下巻〔23〕を読む
第10回 2023/12/ 5(火) 若菜下巻〔24〕を読む

備考

【ご受講に際して】
◆2023年度春学期「『源氏物語』若菜上下巻を読む」の継続講座ですが、新規の方も歓迎いたします。

【テキスト・参考図書】
テキスト
『古典セレクション 源氏物語(10)若菜下』(小学館)(ISBN:9784093620901)入手できない場合は他のテキストでも構いません。手に入れやすいものでは岩波文庫の『源氏物語』などがあります。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 栗山 元子
肩書き 早稲田大学講師
プロフィール 神戸市生まれ。早稲田大学・法政大学・実践女子大学などで講師を務める。早稲田大学第一文学部卒業後、早稲田大学文学研究科博士後期課程満期退学。『源氏物語』を中心とした平安期の物語に関心を持つ。主要業績は中野幸一氏との共編『源氏釈・奥入・光源氏物語抄』(源氏物語古註釈叢刊第一巻 武蔵野書院)、「手習巻の表現方法―追い詰められる浮舟―」(『国文学研究』186集 早稲田大学国文学会)など。
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