大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・歴代の「エドワード王」たちの治世をつうじてイギリスの歴史を知る。
・中世以降のイギリスの時代と社会を芸術的観点からも考察する。
・イギリスを例に君主制の歴史的意義と将来的展望についても可能なかぎり理解と考察を深める。

【講義概要】
13世紀のエドワード1世から20世紀のエドワード8世まで、イギリスにはこれまで全部で8人の「エドワード」と名の付く王が登場しています。そして代々のエドワード王をめぐっては、夭折や逆縁に非業の死、四面楚歌の果ての廃位など、ひどく哀しい出来事や国を揺るがすような一大事が起こってきました。本講座では、8人のエドワードたちがいた時代を前・中・後編にわけ、それぞれ同時代の年代記や美術工芸、後世の肖像画や建築等の芸術をつうじて丁寧に追ってまいります(前編である今回は中世のエドワード1世、2世、3世を取り上げます)。イギリスの歴史ないし王朝史をかつてない視点と角度から見つめ、学びを深めたいと思います。



【各回の講義予定】
第1回 2023/ 9/ 5(火) プランタジネット家の3人のエドワード：エドワード1世
第2回 2023/ 9/ 5(火) 史上最低の王？エドワード2世(1)
第3回 2023/ 9/ 5(火) 愚王と賢王・見事にわかれた父子の命運：エドワード2世(2)＆エドワード3世(1)
第4回 2023/ 9/ 5(火) 汚れゆく晩節：エドワード3世(2)
第5回 2023/ 9/ 5(火) ロスト・プリンス：エドワード黒太子

【ご受講に際して】
◆視聴期間は一般申込開始(2023/06/08)から学期終了翌月末(2023/10/31)までになります。一般申込開始(2023/06/08)以降はお申し込みいただけましたら視聴可能になります。
◆この講座は
　2022年度　冬期　「8人のエドワード・前編」　（01/11～02/08　水曜日、全5回）
　で開講した講座のアーカイブ講座になります。
◆途中映像音声の乱れるところがありますがご了承ください。
◆オンデマンド講座のため講義内容に関する質疑は受付けいたしかねます。あらかじめご了承お願いいたします。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	齊藤 貴子
肩書き	早稲田大学講師、上智大学大学院講師
プロフィール	早稲田大学教育学部英語英文学科卒、同大学院教育学研究科博士課程修了後、助手を経て現職。専門は近代イギリス文学・文化。主として詩と美術の相関を研究。『ラファエル前派の世界』(東京書籍)、『英国ロマン派女性詩選』(国文社)、『肖像画で読み解くイギリス史』（PHP研究所）、『イギリス恋愛詞華集―この瞬間を永遠に―』(研究社)など著訳書多数。