大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・「なぜアジア太平洋戦争は起きたのか、戦争勃発は避けられたのか?」「なぜ日本は英米と袂を分かち、戦争に突入したのか?」 このテーマについて、1920～30 年代東アジア国際関係とイギリス・アメリカ・日本の立ち位置に即して再検討する。
・1920～30 年代の日本の政治指導者は、どのように政治選択行い、何を決定したのか?アジア太平洋戦争に至る道程に焦点を当て、現代の視点から検証する。
・第二次世界大戦を、従来の「ファシズム対民主主義」という概念で説明してよいのか?ヴェルサイユ・ワシントン体制下の日本の政治選択と帰結について、受講者と共に討議する。

【講義概要】
本講義では、対象の時期を、戦間期(ヴェルサイユ・ワシントン体制)～第二次世界大戦(アジア太平洋戦争)～ヤルタ・ポツダム体制へと、時系列に連続する一連の時代として、巨視的に捉え直します。
受講者と講師の対話を重視しながら、アジア太平洋戦争に関する、最近の日本・欧米の研究動向に基づき、資料や映像を駆使して分かりやすく講義いたします。
初心者の方、大歓迎です。どうぞ奮ってご参加ください。

【各回の講義予定】
第1回 2023/ 4/19(水) ワシントン会議：すべての始まり
第2回 2023/ 4/26(水) 1920 年代：欧米世界と日本
第3回 2023/ 5/10(水) 世界大恐慌と日本
第4回 2023/ 5/17(水) 1930年代：日本の中国侵攻と現在
第5回 2023/ 5/24(水) ターニングポイント：欧州大戦勃発と三国同盟
第6回 2023/ 5/31(水) 日英米交渉から真珠湾への道
第7回 2023/ 6/ 7(水) アジア太平洋戦争と大東亜共栄圏構想
第8回 2023/ 6/14(水) 現在から見た ポツダム宣言と日本の選択

【ご受講に際して】
◆参考図書 講義時に、適宜参考図書を紹介します。
◆前回配布した資料もご持参ください。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	宮坂 豊彦
肩書き	現代史研究家、早稲田大学招聘研究員
プロフィール	早稲田大学卒業。修士(政治学)。専門分野は、西欧国際関係史、イギリス現代史。ヨーロッパ国際関係・イギリス政治外交・ファシズム政治外交・日本政治外交など、現代史分野を幅広く研究する。大学などで現代史を教える。現代史関係の著書がある。