大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・中世西ヨーロッパの社会構造を理解する。
・教会が諸権力どうしの「結び目」として果たした役割を考察する。
・「知」への関心がどのように発展し新しい制度を生み出したのかを学ぶ。

【講義概要】
2022年度秋学期は古代末期から中世前期にかけての「知」の問題について、予定よりも時間をかけて語っていきました。引き続きこの観点についてさまざまな角度から論じたいと思いますが、今期の授業では、11世紀後半から本格化する教会の改革や「12世紀ルネサンス」とよばれる文化運動の中で、どのように教育や学問的な営みが進展していったのか、という点を中心に見ていく予定です。
継続して授業を聴講されている方にも、はじめての方にもわかりやすい授業となれば幸いです。

【各回の講義予定】
第1回 2023/ 4/ 5(水) ガイダンス：中世中期におけるキリスト教的「知」の変容
第2回 2023/ 4/12(水) 修道院付属学校と司教座聖堂付属学校の世界：伝統的な教育
第3回 2023/ 4/19(水) 紀元千年以降の世界と教会の改革
第4回 2023/ 4/26(水) 「12世紀ルネサンス」と学校（1）
第5回 2023/ 5/10(水) 「12世紀ルネサンス」と学校（2）
第6回 2023/ 5/17(水) 「12世紀ルネサンス」と学校（3）
第7回 2023/ 5/24(水) 新しい教会組織と学校人
第8回 2023/ 5/31(水) 大学の出現と発展（1）
第9回 2023/ 6/ 7(水) 大学の出現と発展（2）
第10回 2023/ 6/14(水) 制度化された「学び」へ

【ご受講に際して】
◆本講座は対面でもオンラインでも受講できるハイブリッド形式の講座です。対面・オンラインのご都合のよい形式でご受講いただけます。
◆講師は早稲田校の教室で講義し、その講義がオンラインで同時配信されます。
◆対面で受講するときは、「受講証兼教室案内」に記載された教室へお越しください。「受講証兼教室案内」は開講が確定してから送付されます。
◆オンラインで受講するときは、マイページからご受講ください。
◆オンラインでの受講を予定している方は、お申し込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆本講座の動画は、当該講座実施の翌ー日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員】授業動画の視聴方法(会員向け)
【ビジター・法人会員】授業動画の視聴方法(ビジター・法人会員向け)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	鈴木 喜晴
肩書き	早稲田大学講師
プロフィール	1973年横浜生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、同大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、早稲田大学本庄高等学院講師(世界史)、早稲田大学講師(西欧中世史)。