大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・江戸時代を広い視野から理解すること。
・江戸時代の政治や社会がどのように海外と影響しあっていたのかを知ること。

【講義概要】
江戸時代(日本近世)については、さまざまな立場からさまざまな歴史像が提起されています。この講座では、時期ごとに、政治や経済、文芸、民衆生活、さらに国際関係など、問題を分けて広い視野で、通史のかたちにまとめながら、大きく江戸時代を理解できるようにお話ししたいと思います。ただ10回の講義で江戸時代のすべてを見ようとすると、内容が粗雑になりすぎるおそれがあります。そこで春学期では戦国末から近世前半(18世紀前半)の八代将軍吉宗の頃までの歴史を見ていきたいと思います。

【各回の講義予定】
第1回 2023/ 4/ 5(水) 乱世からどのように非戦の江戸時代へ移行したか
第2回 2023/ 4/12(水) 徳川家康は天下人としてどのように宣言したか
第3回 2023/ 4/19(水) 朝廷・寺社・幕府の相互関係はどうなったか
第4回 2023/ 4/26(水) 在来の神仏信仰やキリスト教はどう扱われたか
第5回 2023/ 5/10(水) 東アジアやヨーロッパとはどういう関係になったか
第6回 2023/ 5/17(水) 町と村はどう成長していったか
第7回 2023/ 5/24(水) 文治政治はどのように伸張していったか
第8回 2023/ 5/31(水) 学問や思想はどのように盛んになったか
第9回 2023/ 6/ 7(水) 生産の技術や労働はどんな様相だったか
第10回 2023/ 6/14(水) 吉宗政権期にはどんな変化が現れたか

【ご受講に際して】
◆本講座は「日本史基礎講座」シリーズの近世通史の前半にあたり、2023年秋学期「日本の近世(130203)」を続編とするものです。
◆2022年度春期の同名講座とおおむね同じ内容です。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	深谷 克己
肩書き	早稲田大学名誉教授
プロフィール	早稲田大学文学部助手から教授まで歴任。専門は日本近世史。著書に『士農工商の世』(小学館)、『江戸時代』(岩波書店)、『江戸時代の身分願望』(吉川弘文館)、『田沼意次』(山川出版社)、『東アジア法文明圏の中の日本史』(岩波書店)、『民間社会の天と神仏』(敬文舎)。