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講座詳細情報

申し込み締切日:2023-05-11 / 文学 / 学内講座コード:110154

【対面+オンラインのハイブリッド】魯迅と世界文学

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
5月13日(土)~ 6月17日(土)
講座回数
5回
時間
15:05~16:35
講座区分
前期 
入学金
 - 
受講料
17,077円
定員
30
その他
会員受講料: 14,850円(入会金は8,000円(税込))
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・魯迅文学をミステリーと映画、そして世界文学の視点から読みましょう。
・魯迅の人生を留学と恋愛、戦争との関わりから考察しましょう。

【講義概要】
魯迅「故郷」は松本清張に大きな影響を与え彼が推理小説へと転進するきっかけとなった。そして清張ミステリーはノーベル賞作家莫言が傑作メタミステリーを生み出す契機となった。
莫言は魯迅の帰郷小説を継承しており、トルストイの不倫小説『アンナ・カレーニナ』を補助線に引くと両作家の農村のテーマが読み解ける。
1930年代上海でハリウッド映画を好んだ魯迅が、なぜ台湾人の劉吶鴎の娯楽映画を毛嫌いしたのか? 日本軍占領下の上海に彗星の如く現れた張愛玲が刹那的愛を描く時、モーパッサンだけでなく魯迅をも参照したのはなぜか? そもそも魯迅や彼のライバル胡適にとって恋愛とは何だったのか? 魯迅と世界文学をめぐる謎は尽きない。

【各回の講義予定】
第1回 2023/ 5/13(土) 東アジアのミステリー/メタミステリーの系譜ーー松本清張『眼の壁』と莫言『酒国』および魯迅「狂人日記」
第2回 2023/ 5/20(土) 故郷の不倫ー魯迅・莫言の帰郷小説とトルストイ『アンナ・カレーニナ』
第3回 2023/ 6/ 3(土) 外国軍占領下の愛と性ー張愛玲「封鎖」(1943)とモーパッサン「脂肪の塊」(1880)および魯迅
第4回 2023/ 6/10(土) 1930年代上海における映画の政治学ー魯迅と劉吶鷗の“軟性”映画論争
第5回 2023/ 6/17(土) 留学と恋愛と文学ーー魯迅の東京体験と胡適のニューヨーク体験

備考

【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合の補講は6月24日(土)を予定しています。
◆本講座は対面でもオンラインでも受講できるハイブリッド形式の講座です。対面・オンラインのご都合のよい形式でご受講いただけます。
◆講師は早稲田校の教室で講義し、その講義がオンラインで同時配信されます。
◆対面で受講するときは、「受講証兼教室案内」に記載された教室へお越しください。「受講証兼教室案内」は開講が確定してから送付されます。
◆オンラインで受講するときは、マイページからご受講ください。
◆オンラインでの受講を予定している方は、お申し込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆本講座の動画は、当該講座実施の翌ー日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員】授業動画の視聴方法(会員向け)
【ビジター・法人会員】授業動画の視聴方法(ビジター・法人会員向け)

【テキスト・参考図書】
テキスト
『魯迅と世界文学』(東方書店)(ISBN:978ー4497220226)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 藤井 省三
肩書き 東京大学名誉教授、名古屋外国語大学教授
プロフィール 名古屋外国語大学教授、早稲田大学講師(2004ー2022年度)、東大名誉教授。海外では南京大学海外人文資深教授等を務める。専門分野は現代中国大陸・香港・台湾・シンガポールの文学と映画。著書に『村上春樹と魯迅そして中国』(早稲田新書)、『魯迅と日本文学』(東大出版会)『中国映画 百年を描く、百年を読む』(岩波書店)などがある。
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