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講座詳細情報

申し込み締切日:2023-02-22 / 文学 / 学内講座コード:340112

戦争と萬葉集 与謝野晶子・今井邦子・堀辰雄

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
2月24日(金)~ 3月10日(金)
講座回数
3回
時間
15:00~16:30
講座区分
数回もの 
入学金
 - 
受講料
10,246円
定員
24
その他
会員受講料: 8,910円(入会金は8,000円(税込))
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・戦争下における『萬葉集』の受容について知る。
・戦争下を『萬葉集』とともに生きた文学者たちの生き方について考える。
・世界各地で戦争が行われている状況下での、私たちの立ち位置を確かなものとする。

【講義概要】
日中戦争・太平洋戦争下、日本最古の歌集『萬葉集』は、政府と軍によって戦意高揚のために利用された。「国民」も『萬葉集』を「好戦」的歌集として受容した。その一方で、「国民」は、戦争を運命として受け容れなければならぬ「厭戦」的心情を『萬葉集』に託した。こうした「好戦」と「厭戦」の間を、もっとも激しく揺れ動いたのが、『萬葉集』を伴侶として生きた文学者たちであった。西洋の文化・芸術・文学に学び、優れて知性的であった彼らは、〈自由〉と〈愛国心〉との葛藤に苦しんだ。文学者たちの生き方(人生における選択)を見つめ、戦争下を生きるとはどういうことか、そして、今私たちに必要なことは何か、について考える。

【各回の講義予定】
第1回 2023/ 2/24(金) 与謝野晶子
第2回 2023/ 3/ 3(金) 今井邦子
第3回 2023/ 3/10(金) 堀辰雄

備考

【ご受講に際して】
◆事前知識は必要ありませんが、小松靖彦『戦争下の文学者たち―『萬葉集』と生きた歌人・詩人・小説家』(花鳥社、2021)を読んでおくとさらに理解が深まります。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 小松 靖彦
肩書き 青山学院大学教授、青山学院大学国際センター所長、元早稲田大学大学院講師
プロフィール 東京大学卒、同大学院修了。博士(文学)。日本上代文学(萬葉集および萬葉学史)、書物学(主に中国文化圏の巻子本)、文学交流を専攻。現在は戦争下の萬葉集受容の研究を進めるとともに、詩歌による海外との相互理解を追求。国文学研究資料館、和光大学、日本女子大学を経て青山学院大学教授。戦争と萬葉集研究会を主宰。主な著書に、『萬葉学史の研究』(おうふう、上代文学会賞、全国大学国語国文学会賞)、『万葉集 隠された歴史のメッセージ』(角川選書)、『万葉集と日本人』(角川選書、古代歴史文化賞優秀作品)、『戦争下の文学者たち』(花鳥社)、編著に『未墾地に入植した満蒙開拓団長の記録』(文学通信)など。
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