講座詳細情報
申し込み締切日:2023-01-09 / 日本史 / 学内講座コード:240240
環境変動と日本人の20万年史―現代人に連なる日本人のルーツ
- 開催日
- 1月11日(水)~ 2月 1日(水)
- 講座回数
- 4回
- 時間
- 10:30~12:00
- 講座区分
- その他
- 入学金
- -
- 受講料
- 13,662円
- 定員
- 30
- その他
- 会員受講料: 11,880円(入会金は8,000円(税込))
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【目標】
・古気候・古環境と人類学、考古学、歴史学などの知識を総合的に理解する
・人類の遺伝子解析より日本人がどのようなグループに属するのかを理解する
・祖先の血が現代人あるいは現代社会に引き継がれていることを理解する
【講義概要】
私達は生物学的にはホモ・サピエンスと呼ばれる。ホモ・サピエンスは20万年前に北東アフリカに誕生し、ユーラシア大陸の横断という遥かなる旅を終えて日本列島に到達した。本講義では、最先端の技術を駆使して復元した古気候・古環境と人類学、考古学、歴史学などの最新知見を盛り込み、祖先が経験した気候が社会の進化に与えた影響について考える。さらに、古くなった「常識」のうち、改訂すべき事項、例えば「縄文杉は弥生杉」「弥生時代の開始は紀元前10世紀」「人類は戦闘的(ダートの仮説)の誤り」「水稲栽培開始雲南説」「殷王朝でなく商王朝」「弥生時代最初期の土器は縄文土器」についても最新情報を提示し、根拠を示して解説する。
【各回の講義予定】
第1回 2023/ 1/11(水) ユーラシア大陸を横断した遥かなる旅
第2回 2023/ 1/18(水) 縄文社会の出現
第3回 2023/ 1/25(水) 商人の誕生が促す最初の弥生人の来日
第4回 2023/ 2/ 1(水) 大寒冷期による日本社会の進化
・古気候・古環境と人類学、考古学、歴史学などの知識を総合的に理解する
・人類の遺伝子解析より日本人がどのようなグループに属するのかを理解する
・祖先の血が現代人あるいは現代社会に引き継がれていることを理解する
【講義概要】
私達は生物学的にはホモ・サピエンスと呼ばれる。ホモ・サピエンスは20万年前に北東アフリカに誕生し、ユーラシア大陸の横断という遥かなる旅を終えて日本列島に到達した。本講義では、最先端の技術を駆使して復元した古気候・古環境と人類学、考古学、歴史学などの最新知見を盛り込み、祖先が経験した気候が社会の進化に与えた影響について考える。さらに、古くなった「常識」のうち、改訂すべき事項、例えば「縄文杉は弥生杉」「弥生時代の開始は紀元前10世紀」「人類は戦闘的(ダートの仮説)の誤り」「水稲栽培開始雲南説」「殷王朝でなく商王朝」「弥生時代最初期の土器は縄文土器」についても最新情報を提示し、根拠を示して解説する。
【各回の講義予定】
第1回 2023/ 1/11(水) ユーラシア大陸を横断した遥かなる旅
第2回 2023/ 1/18(水) 縄文社会の出現
第3回 2023/ 1/25(水) 商人の誕生が促す最初の弥生人の来日
第4回 2023/ 2/ 1(水) 大寒冷期による日本社会の進化
備考
【ご受講に際して】
◆気候・環境について予備知識がなくても受講可能です。
◆講義は祖先を対象としますが、現代および将来の気候・環境問題への示唆についても解説します。
◆『気候変動と「日本人」20万年史』(ISBN:9784000615303)の内容を中心に解説します。可能ならば事前に読んでこられると、授業の理解度が深まります。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
◆気候・環境について予備知識がなくても受講可能です。
◆講義は祖先を対象としますが、現代および将来の気候・環境問題への示唆についても解説します。
◆『気候変動と「日本人」20万年史』(ISBN:9784000615303)の内容を中心に解説します。可能ならば事前に読んでこられると、授業の理解度が深まります。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 川幡 穂高 |
---|---|
肩書き | 早稲田大学客員教授、東京大学名誉教授 |
プロフィール | 横浜市生まれ.博士(理学,東京大学).専門分野は,生物地球環境学,古環境学・古気候学.日本地球化学会および日本地球惑星科学連合元会長.早稲田大学や東京大学等で,地球惑星科学などの授業を担当.専門は,生物地球化学をベースとした現代と過去の物質循環研究.現代の炭素循環に関する知見を過去に応用して古気候・古環境学の解析を行う一方,これらを統合して過去から未来への環境変遷の解析を行う.古気候学,人類学,考古学,歴史学を駆使した「気候変動と日本人20万年史」(岩波書店)がある. |