大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・ブラックホールとはどんな天体か理解する。
・実際に多数のブラックホールが宇宙に存在して、様々な天体現象を引き起こしていることを理解する。
・ブラックホールの理論的研究から不思議な時空の構造が導かれることを理解する。
・ブラックホール研究から、存在とは何かという疑問が現れることを理解する。

【講義概要】
物理学者の頭の中でブラックホールはどのように考えられてきたのか、そしてブラックホールが必然の存在であることを述べた後、現代天文学がどのようにブラックホールの存在を確認したのか、その観測を紹介します。さらにブラックホールの時空の構造の研究から、ワームホール、タイムマシンといった不思議な時空構造が考えられること、ブラックホールとミクロの世界の法則である量子力学との関係から導きだす現代物理学の最先端の景色を眺めてみます。

【各回の講義予定】
第1回 2022/11/11(金) ブラックホールとは何か、相対性理論とブラックホール
第2回 2022/11/18(金) 星の進化とブラックホール
第3回 2022/11/25(金) 様々なブラックホールの観測
第4回 2022/12/ 2(金) ブラックホール、ワームホール、タイムマシン
第5回 2022/12/ 9(金) ブラックホールの蒸発が突きつける存在の疑問

【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合の補講は、12月16日(金)を予定しております。
◆参考図書として、『ブラックホール?宇宙最大の謎はどこまで解明されたか』(二間瀬敏史著、中公新書)をお読みいただくと、より理解が深まると思います。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆本講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員】授業動画の視聴方法(会員向け)
【ビジター・法人会員】授業動画の視聴方法(ビジター・法人会員向け)
◆9/2(金)13:30より本講座の無料体験会を実施します。
◆体験会お申し込みはこちらから。https://www.wuext.waseda.jp/course/detail/57568/

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	二間瀬 敏史
肩書き	京都産業大学教授
プロフィール	札幌生まれ。Ph.D(英国カーディフ大学)。専門は一般相対性理論、宇宙論。理論的研究が主であるが、すばる望遠鏡による重力レンズの観測なども行っている。著書は教科書「宇宙物理学」「相対性理論」(いずれも朝倉書店)、一般書「ブラックホール」(中公新書)など。