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講座詳細情報

申し込み締切日:2022-11-09 / 世界史 / 学内講座コード:330309

パリ・コミューンとは何だったのか

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
11月11日(金)~12月 9日(金)
講座回数
5回
時間
10:30~12:00
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
14,850円
定員
24
その他
ビジター価格 17,077円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・今から150年も前にフランスの首都パリで起こったコミューン運動という独特な出来事は、その後に強力で多様なイメージを世界に与えてきた。それは何故なのかを、理解する。
・パリ・コミューンの成立は、多様な時代的条件のなかで生じた。その歴史的脈絡をどう理解するか、どのようなポイントに着眼して、相互に関連づけるか、整理の仕方を、身につける。
・一方的に「抑圧からの解放への賛歌」と賞賛したり、逆に「暴徒の狼藉」と決めつけて非難するのではなく、冷静に推移を見極め、矛盾を孕む構成要素をも正確に把握、理解するような認識を試みる。

【講義概要】
1871年、独仏戦争に関わる異様な状況下に、パリ市民と労働大衆を担い手としたコミューンの自主的活動は、フランス政府軍の過酷な弾圧によって流血の中についえた。パリ・コミューンが存続したのは僅か2カ月余りであったが、その印象が強烈であったがゆえに事件後長く、本国はじめ世界各地の変革運動や革命運動によって、闘いと解放のシンボルとして追想された。フランス本国では第三共和政期の労働運動や左翼諸派によって、外国ではロシア革命の推進者はじめヨーロッパや南米諸国の民主化運動家たちによって、あるいは自由な表現を追求する詩人など文学者、芸術家たちによっても。単純ならざるその出来事の内容を、多角的に捉えてみる。

【各回の講義予定】
第1回 2022/11/11(金) 第二帝政下の変化と普仏(独仏)戦争がなかったなら
第2回 2022/11/18(金) コミューン成立への鍵となったパリ国民衛兵と自治意識の高さ
第3回 2022/11/25(金) 国民衛兵中央委員会と選出されたコミューン議会
第4回 2022/12/ 2(金) 解放的な雰囲気漂う4月のパリで追求されていたこと
第5回 2022/12/ 9(金) 暗転の内戦と国家反逆罪によるコミューン関係者への処罰、そして大赦へ

備考

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 福井 憲彦
肩書き 学習院大学名誉教授
プロフィール 1946年東京生まれ。東京大学文学部卒業後、同大学院人文科学研究科修士課程(西洋史学)修了。東京大学文学部助手等を経て学習院大学文学部史学科で教鞭を執り、学習院大学長を経て、現在学習院大学名誉教授。フランスを中心としたヨーロッパ近代史を専門とし、著書訳書は多数。
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