大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
今回は世界における日本のすがたを、日米交流を通して見つめなおしていきます。そして、バランスのとれた異文化理解とは何か、比較文化のめざすものとはどのようなものかを学んでいきます。
講師のアメリカ体験の知見を生かし、日米文化交流の流れを辿りながら、私たち日本人の生き方を模索していきます。

【講義概要】
日本の開国以来、今日に至るまでの170年間の日米の文化交流のなかから興味深いエピソードを選んで話します。
とくに第二次世界大戦前後から、21世紀における緊密化した日米関係の話題も取りあげ、今後の日米交流のあり方を考え、日本と世界の進むべき方向性を探っていきます。

【各回の講義予定】
第1回 2022/ 9/30(金) 日本人にとってアメリカとはどういう国か
第2回 2022/10/ 7(金) 日本語とアメリカ語から見た日米の考え方の違いとは何か
第3回 2022/10/14(金) 日本人とアメリカ人のアイデンティティーとは何か
第4回 2022/10/21(金) 「日本人であるということ」と「アメリカ人になる」とはどういう違いがあるか
第5回 2022/10/28(金) さまざまのアメリカ人の日本体験を紹介し、その日本観について語る
第6回 2022/11/11(金) 日米の子どものしつけ・教育(制度)を比較する
第7回 2022/11/18(金) 日米文化のクレオール化(混交)とマイノリティーの存在について
第8回 2022/11/25(金) 世界における日本の役割とは何か―ポスト・アメリカのあとに来るもの

【ご受講に際して】
◆本講座はテキスト購読ではありませんので、とくに前もって準備の必要はありません。毎回、レジメと資料を配付します。初心者を歓迎いたします。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	池田 雅之
肩書き	早稲田大学名誉教授
プロフィール	専門は比較文学、比較基層文化論。著書に『100分de名著 小泉八雲 日本の面影』(NHK出版)、『小泉八雲 日本美と霊性の発見者』(角川ソフィア文庫)、『古事記と小泉八雲』(かまくら春秋社)、『熊野から読み解く記紀神話』(扶桑社新書)他。翻訳に『日本の面影』、『日本の面影II』、『日本の怪談』(角川ソフィア文庫)他。