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講座詳細情報

申し込み締切日:2022-05-10 / 日本史 / 学内講座コード:310218

聖地と山岳信仰―日本文化の根底を探る

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
5月12日(木)~ 6月 9日(木)
講座回数
5回
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
14,850円
定員
21
その他
ビジター価格 17,077円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・日本文化の多様性を、山岳信仰を通して考える。
・日本の聖地の多様性を明らかにする。
・日本の近代を民衆文化の変化の観点から捉え直す。
・祭りと芸能についての理解を深める。

【講義概要】
日本列島で生活する人々の精神文化を育んできたのは変化に富む山であり、思想や哲学、祭りや芸能、演劇や音楽、美術や工芸などの展開に大きな役割を果たしてきた。その中核には山に畏敬の念を抱いて神聖視し、崇拝して儀礼を行ってきた山岳信仰がある。民衆は長い歴史を通して、霊山、霊場、聖地となった山との共感を通じて、日々の生活を見つめ直してきた。本講座では、宮都や王都と山岳信仰の聖地との関連や信仰の変遷を考えてみたい。※2019年度秋学期の講座「聖地と山岳信仰 ー 日本文化の根源を探る」と一部内容が重複しますが、新しい内容です。

【各回の講義予定】
第1回 2022/ 5/12(木) 京都と比叡山:日本の王都と山岳信仰の関連を検討する。千年の都、京都の鬼門に位置し都を守護する比叡山に展開した山岳仏教の変遷と役割の変化を探る。
第2回 2022/ 5/19(木) 奈良と吉野山・春日山:鎮護国家の王都、奈良。王権と周囲の山岳や吉野山との関連を探る。神仙の地から山林修行への変遷、春日曼荼羅の変化も併せて考える。
第3回 2022/ 5/26(木) 江戸と日光山:徳川幕府は江戸の鬼門にあたる日光山を聖地として東照宮を造営し、江戸には比叡山写しの寛永寺が成立した。山岳信仰と政治の変化を探る。
第4回 2022/ 6/ 2(木) 太宰府と宝満山:「西の都」大宰府。王都の鬼門の宝満山は国家防衛・王城鎮護の山であった。九州の修験、英彦山との深い関係を含めて九州の山岳信仰を探る。
第5回 2022/ 6/ 9(木) 鎌倉と江の島・箱根山:武家政権が初めて成立した要害の地、鎌倉。源氏や北条氏は江の島や箱根山に深く帰依した。知られざる東国武士の山岳信仰を検討する。

備考

【ご受講に際して】
◆2019年度秋学期の講座「聖地と山岳信仰 ー 日本文化の根源を探る」と一部内容が重複しますが、新しい内容です。
◆休講が発生した場合の補講日は、6月16日(木)を予定しております。

【テキスト・参考図書】
テキスト
『山岳信仰―日本文化の根底を探る』(中公新書)(ISBN:978-4121023100)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 鈴木 正崇
肩書き 慶應義塾大学名誉教授
プロフィール 1949年生まれ。山岳信仰と修験道、祭祀や芸能の調査研究を1973年以来継続してきた。日本山岳修験学会会長、日本宗教学会評議員、日本印度学仏教学会理事などを務める。日本関係の著作に『山と神と人ー山岳信仰と修験道の世界』『神と仏の民俗』『女人禁制』『山岳信仰ー日本文化の根源を探る』『熊野と神楽ー聖地の根源的力を求めて』『女人禁制の人類学ー相撲・穢れ・ジェンダー』。海外ではスリランカ、中国貴州省、南インドを調査地とする。
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