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講座詳細情報

申し込み締切日:2022-04-05 / 日本史 / 学内講座コード:110242

近代日本の治安体制 自由や平等はいかに抑えられてきたか

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月 7日(木)~ 6月16日(木)
講座回数
10回
時間
10:40~12:10
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
29,700円
定員
30
その他
ビジター価格 34,155円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・日本近現代史を「治安」の観点から概観します。
・換言すると、抑圧のなかで自由や平等がどのように獲得されてきたかを考えることになります。
・戦前と戦後、そして現代へのつながりと断絶を考える手がかりを志向します。

【講義概要】
近代日本の治安体制とはどのようなものだったのでしょうか。体制の変革や戦争遂行態勢の障害となるものの抑圧と排除を治安体制の任務とすると、為政者層の治安の理念、治安法制、治安機構、実際的運用(機能)という四つの面からとらえることができます。その中心となったのは治安維持法であり、特高警察と思想検察でした。これらにより、「思想犯罪」は警察による長い内偵捜査をへて、検挙-検察-予審-公判-行刑という流れで「処理」されていきました。治安維持法は植民地、とりわけ朝鮮とかいらい国家「満洲国」でも運用され、猛威を振るいました。さらに思想憲兵および文部省の治安機能を見逃すことはできません。

【各回の講義予定】
第1回 2022/ 4/ 7(木) 全体の概観?特高警察(上)
第2回 2022/ 4/14(木) 特高警察(下)
第3回 2022/ 4/21(木) 横浜事件とは何だったのか
第4回 2022/ 4/28(木) 思想検事
第5回 2022/ 5/12(木) 治安維持法犯罪はどのように裁かれたのか(上)
第6回 2022/ 5/19(木) 治安維持法犯罪はどのように裁かれたのか(下)
第7回 2022/ 5/26(木) 植民地朝鮮・「満洲国」における治安維持法運用
第8回 2022/ 6/ 2(木) 文部省の治安機能
第9回 2022/ 6/ 9(木) 思想憲兵
第10回 2022/ 6/16(木) 治安維持法を補完する治安諸法令

備考

【ご受講に際して】
◆2019年年度春学期の同名講座をベースとして再構成した内容です。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 荻野 富士夫
肩書き 小樽商科大学名誉教授
プロフィール 1953年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、同大学院文学研究科後期課程修了。早稲田大学文学部助手を経て、1987年より2018年まで小樽商科大学商学部に勤務。専門分野は日本近現代史。著書に『思想検事』『特高警察』(ともに岩波新書)、『よみがえる戦時体制』(集英社新書)、『治安維持法の「現場」』(六花出版)などがある。
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