大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・古代ギリシア哲学者の著作を読み、内容と背景を理解する。
・「愛」をめぐる哲学の議論を考察する。
・哲学を行うとはどういうことかを体験して身につける。

【講義概要】
古代ギリシアの哲学者プラトンの代表作の一つである『饗宴』は、「愛(エロース)とは何か」をテーマに登場人物が議論を繰り広げる対話篇である。文学作品としても名高いその作品を、翻訳で丁寧に読み解き、議論の内容や背景を理解しながら、愛をめぐる哲学について考えていく。その読解をつうじて、「哲学(フィロソフィア)」とは何かを実際に体験しながら進めていく。

【各回の講義予定】
第1回 2022/ 1/ 7(金) 誘う―アカデメイアに立つ
第2回 2022/ 1/14(金) 競う―恋愛とはどんなものか
第3回 2022/ 1/21(金) 求める―欲望は満たされるか
第4回 2022/ 1/28(金) 出会う―美のイデアを目指して

【ご受講に際して】
◆できれば『饗宴』(翻訳本)を事前にご一読ください。該当部分の資料は用意しますが、お手元にあると理解がすすみます。
◆休講が発生した場合の補講は、2月4日(金)を予定しております。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	納富 信留
肩書き	東京大学大学院教授
プロフィール	東京大学大学院人文社会系研究科・教授。東京大学で修士課程(哲学)修了後、英国ケンブリッジ大学でPh.D(古典学)修得。専門は哲学・西洋古典学で、古代ギリシア哲学を研究している。『ギリシア哲学史』(筑摩書房、2021年)、共編著『世界哲学史』(ちくま新書)など、日本語と英語で多数の著作がある。