大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・大名屋敷の立地や様式に関して、幕府の深謀遠慮が隠されていたことを、具体例とともに紹介。
・明治に入り、新たな支配層として君臨した元勲や華族、あるいは財閥家などが構えた広壮な屋敷の立地や様式、面積などを考察。時代が下り、東京の市街地拡大とともに移転していく様子をとらえる。
・江戸時代の大名屋敷の多くが、明治以降も政治や軍事上重要な用途に使用され、江戸や近代のお屋敷の遺構が形を変えて生かされている実例を時系列で学ぶ。

【講義概要】
東京は、江戸時代以降、火災や震災や戦災など、幾度の災禍を受けながらその都度復興し、世界有数の大都市として君臨してきました。高層ビルが林立し、近代的な都市景観に変貌した東京の町ですが、都心部には今なお江戸や明治の面影が残っています。
今回の講義では、江戸や明治の「お屋敷」の遺構を多数紹介しながら、徳川氏や江戸幕府が精魂込めて築き、明治政府が発展させた江戸・東京の市街地の成り立ちを解き明かしていきます。なお、6回とも座学なので、ご注意ください(巡見はありません)。

【各回の講義予定】
第1回 2022/ 1/11(火) 東京に存在したお屋敷について（序章・総論）
第2回 2022/ 1/18(火) 江戸のお屋敷1
第3回 2022/ 1/25(火) 江戸のお屋敷2
第4回 2022/ 2/ 1(火) 近代のお屋敷1
第5回 2022/ 2/ 8(火) 近代のお屋敷2
第6回 2022/ 2/15(火) 現代のお屋敷とは／全体のまとめ

【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合の補講は、2月22日(火)を予定しております。

【テキスト・参考図書】
テキスト
『重ね地図で読み解く大名屋敷の謎』（宝島社新書）（ISBN:978-4800269782）

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	竹内 正浩
肩書き	歴史探訪家
プロフィール	著書に『重ね地図で読み解く大名屋敷の謎』『重ね地図で愉しむ 江戸東京「高低差」の秘密』『鉄道歴史散歩 東京・関東編』（いずれも宝島社）、『最後の秘境皇居の歩き方』『旅する天皇』(いずれも小学館)、『「家系図」と「お屋敷」で読み解く歴代総理大臣 明治・大正篇』『「家系図」と「お屋敷」で読み解く歴代総理大臣 昭和・平成篇』『妙な線路大研究 東京篇』『妙な線路大研究 首都圏篇』(いずれも実業之日本社)、『ふしぎな鉄道路線「戦争」と「地形」で解きほぐす』『写真と地図でめぐる軍都・東京』(いずれもNHK出版)、『地図と愉しむ東京歴史散歩』シリーズ既刊5冊(中央公論新社)など多数。