講座詳細情報
申し込み締切日:2021-09-29 / その他教養 / 学内講座コード:330715
「例外状況」における21世紀の課題 世界史は「陸と海のたたかい」
- 開催日
- 10月 1日(金)~11月12日(金)
- 講座回数
- 6回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 17,820円
- 定員
- 27
- その他
- ビジター価格 20,493円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
・世界史は「陸と海のたたかい」であるというカール・シュミットの歴史観を学ぶ。
・この歴史観によって「長い16世紀」に中世から近代へと移行した背景を理解することができる。
・この考え方は現在起きている民主主義対専制主義のたたかいである米中新冷戦の背景を理解することに役立つ。
・「長い16世紀」も21世紀も共通するのは「例外状況」にあることである。その「例外」こそが物事の本質を露わにするのであり(シュミット)、「例外」であるゼロ金利が資本主義の本質を曝け出す。
【講義概要】
古代ローマ帝国から中世キリスト教帝国へ、そして「長い16世紀」(1453-1654年)を経て近代社会となった。古代と中世は「陸の時代」であったが、近代は「海の時代」である。米中新冷戦で米国の世界帝国の夢はたたれ、ポスト近代はふたたび「陸の時代」となる可能性が高い。世界統一には「海の支配」が不可決だったが、世界帝国の時代でないとすれば、海を支配するメリットがない。21世紀は「地域帝国の時代」となる可能性が高い。
【各回の講義予定】
第1回 2021/10/ 1(金) 世界史は陸と海のたたかいである
第2回 2021/10/ 8(金) 例外状態と常態
第3回 2021/10/15(金) 「私的な利益こそ、すべての人間を導く主である」
第4回 2021/10/22(金) 現代帝国主義の国際法的諸形態
第5回 2021/10/29(金) 所有権について
第6回 2021/11/12(金) 世界帝国(海の帝国)から地域帝国(陸の帝国)へ
・世界史は「陸と海のたたかい」であるというカール・シュミットの歴史観を学ぶ。
・この歴史観によって「長い16世紀」に中世から近代へと移行した背景を理解することができる。
・この考え方は現在起きている民主主義対専制主義のたたかいである米中新冷戦の背景を理解することに役立つ。
・「長い16世紀」も21世紀も共通するのは「例外状況」にあることである。その「例外」こそが物事の本質を露わにするのであり(シュミット)、「例外」であるゼロ金利が資本主義の本質を曝け出す。
【講義概要】
古代ローマ帝国から中世キリスト教帝国へ、そして「長い16世紀」(1453-1654年)を経て近代社会となった。古代と中世は「陸の時代」であったが、近代は「海の時代」である。米中新冷戦で米国の世界帝国の夢はたたれ、ポスト近代はふたたび「陸の時代」となる可能性が高い。世界統一には「海の支配」が不可決だったが、世界帝国の時代でないとすれば、海を支配するメリットがない。21世紀は「地域帝国の時代」となる可能性が高い。
【各回の講義予定】
第1回 2021/10/ 1(金) 世界史は陸と海のたたかいである
第2回 2021/10/ 8(金) 例外状態と常態
第3回 2021/10/15(金) 「私的な利益こそ、すべての人間を導く主である」
第4回 2021/10/22(金) 現代帝国主義の国際法的諸形態
第5回 2021/10/29(金) 所有権について
第6回 2021/11/12(金) 世界帝国(海の帝国)から地域帝国(陸の帝国)へ
備考
【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合、補講日は11月19日を予定しております。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
◆休講が発生した場合、補講日は11月19日を予定しております。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 水野 和夫 |
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肩書き | 法政大学教授 |
プロフィール | 愛知県生まれ。博士(経済学)。専門分野はマクロ経済学。三菱UFJモルガン・スタンレー証券(1980八千代証券入社-2010)、内閣府大臣官房審議官(2010)、内閣官房内閣審議(2011)、日本大学教授(2012-15)、法政大学教授(2016-現在)。著書に『100年デフレ』(2003)、『終わりなき危機』(2011)、『資本主義の終焉と歴史の危機』(2014)などがある。 |