大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・絵巻をトータルに楽しんで鑑賞するスキルを身につける。
・「絵巻に隠されたナゾ」を読み解く力をつける。
・海外所蔵のお宝絵巻を通じて「くずし字の読解力」を身につける。

【講義概要】
日本の絵巻は美術品として国内だけではなく海外にも伝わっています。海外所蔵絵巻は美術品としての価値だけでなく、流出の過程に興味深いエピソードを持つものが少なくありません。また、単にキレイなだけではなく、学術上の価値が高いものが多くあります。本講座では、昨年夏に引き続き、アメリカを中心に海外の美術館・博物館に所蔵されている絵巻を紹介し、その制作や伝来にまつわる「ナゾ解き」に挑戦してみようと思います。絵だけではなく詞書のくずし字読解力も身につけます。皆様と楽しみながらお宝絵巻に触れていきたいと思います。

【各回の講義予定】
第1回 2021/ 7/ 2(金) 開講にあたって―お宝絵巻をめぐって―
第2回 2021/ 7/ 9(金) 海外に所蔵される江戸の絵巻
第3回 2021/ 7/16(金) アメリカに所蔵される絵巻―鑑賞と解説(1)―
第4回 2021/ 7/30(金) アメリカに所蔵される絵巻―鑑賞と解説(2)―

【ご受講に際して】
◆毎回、講師所蔵の古美術品や古典籍を持参して皆様と鑑賞したいと思います。
◆休講が発生した場合の補講日は、8月6日を予定しています。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	深谷 大
肩書き	早稲田大学演劇博物館招聘研究員、横浜国立大学講師
プロフィール	東京生まれ。早稲田大学大学院修了。博士(文学)(早稲田大学)。専攻は江戸時代を中心とした日本文化(芸能・文学・美術)。横浜国立大学等で講師を務める一方、様々な美術館・博物館の展覧会の企画に携わる。著書に『岩佐又兵衛風絵巻群と古浄瑠璃』(ぺりかん社)、『さし絵で楽しむ江戸のくらし』（平凡社)等がある。