大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・世界中の名作映画を題材に、様々な視点から映画の歴史についての知識を高める。
・若い頃にはよく理解できず、見過ごしていた事実を知ることで、映画をより深く楽しめるようにする。

【講義概要】
娯楽映画から社会派まで、その独特な作風で観客に深く愛されている内外の優れた映画人たちの足跡をたどり、残された貴重な映像を駆使しながら、名作映画の誕生秘話、製作された時代や背景などについて学ぶ。
今回扱う映像作家は、マーティン・スコセッシ、セルジオ・レオーネ、ロバ―ト・ワイズ、アンジェイ・ワイダ、シドニー・ルメット、マキノ雅弘、山本薩夫、黒木和雄、大林宜彦、山田洋次の10人。

【各回の講義予定】
第1回 2019/10/ 1(火) マーティン・スコセッシ(1942～現在76歳):イタリア系アメリカ人、ギャング映画の巨匠。「タクシー・ドライバー」「ディパーテッド」ほか
第2回 2019/10/ 8(火) セルジオ・レオーネ(1929～1989):マカロニ・ウェスタンの巨匠。「荒野の用心棒」「夕陽のガンマン」ほか
第3回 2019/10/15(火) ロバート・ワイズ(1914～2005):ミュージカルからSFまで多彩なジャンルで名作を残した才人。「ウェスト・サイド物語」「サウンド・オブ・ミュージック」ほか
第4回 2019/10/29(火) アンジェイ・ワイダ(1926～2016):ポーランド映画界の至宝。「地下水道」「灰とダイアモンド」ほか
第5回 2019/11/ 5(火) シドニー・ルメット(1924～2011):TV界出身、ニューヨーク派の巨匠。「十二人の怒れる男」「ネットワーク」ほか
第6回 2019/11/12(火) マキノ雅弘(1908～1993):日本映画界名門の御曹司、娯楽映画の天才。「次郎長三国志」ほか
第7回 2019/11/19(火) 山本薩夫(1910～1983):骨太の作風で知られる社会派の巨匠。「白い巨塔」「華麗なる一族」ほか
第8回 2019/11/26(火) 黒木和雄(1930～2006):ドキュメンタリー映画出身、静かなる反戦映画。「TOMORROW / 明日」「父と暮せば」ほか
第9回 2019/12/10(火) 大林宜彦(1938～現在81歳):CMディレクター出身、アイドル映画、ファンタジー作品の先駆け。「尾道三部作」ほか
第10回 2019/12/17(火) 山田洋次(1931～現在88歳):国民的映画を生み出した喜劇映画の名匠。「男はつらいよシリーズ」ほか

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	渡辺 俊雄
肩書き	元衛星映画劇場支配人・映画評論家
プロフィール	1949年、東京都生まれ。上智大学英文学科卒業後、アナウンサーとしてNHK入局、福島、室蘭、鹿児島、岐阜各局を経て‘88年より東京勤務。ラジオセンター時代に「ラジオ深夜便」創設。その後、アナウンス副部長を経て、‘98年から「衛星映画劇場支配人」として映画関連番組の編成、制作、解説等を担当。