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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-10-08 / 芸術・文化 / 学内講座コード:330413

エル・グレコと環地中海世界 ー ギリシア、イタリア、スペインを遍歴する偉大な芸術家像

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10月10日(木)~11月28日(木)
講座回数
7回
時間
10:30~12:00
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
20,790円
定員
40
その他
ビジター価格 23,908円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・エル・グレコの芸術家としての全体像とその魅力の在り処を詳しく知ること。
・16世紀後半のポスト・ビザンティン世界、イタリアでの後期ルネサンスからマニエリスムの美術的動向を明らかにする。
・同時代のスペイン美術界、16世紀から17世紀への転換期の美術とエル・グレコとの関係性とは何だったのか。

【講義概要】
エル・グレコは一般にはマニエリスムの系譜に位置づけられるが、その真実の姿はそうした時代の境界をはるかに凌駕していた。しかも、同時代のトレドでは称賛されながらも、死後は19世紀前半まで、忘却された存在であった。あまりに近現代的であるがゆえに、古典的、保守的な近世には受け容れがたかったのである。彼の芸術を総体的に理解するには、郷里であるクレタ島でのポスト・ビザンティン美術、ヴェネツィアとローマを中心としたイタリア美術、そしてメセーナとしてのトレドの文化的、宗教的な環境を知っておかねばならない。

【各回の講義予定】
第1回 2019/10/10(木) ドメニコス・テオトコプロス誕生:クレタ島での芸術形成とビザンティン美術の残照
第2回 2019/10/17(木) イタリア美術とエル・グレコ:ヴェネツィアからローマへ
第3回 2019/10/31(木) イタリアで何を見、学んだのか:自筆註釈を読む。
第4回 2019/11/ 7(木) スペイン絵画との落差と優越:トレドでの成功とエスコリアルでの挫折
第5回 2019/11/14(木) 名作《オルガス伯爵》を解読する
第6回 2019/11/21(木) エル・グレコ芸術の成熟と完成:バロック美術への架け橋
第7回 2019/11/28(木) 死後の忘却と再発見:受容と評価の歴史に見るエル・グレコ像

備考

【テキスト・参考図書】
参考図書
『もっと知りたいエル・グレコ 生涯と作品』(東京美術)(ISBN:978-4808709563)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 大高 保二郎
肩書き 早稲田大学名誉教授
プロフィール 早稲田大学大学院、マドリード大学大学院。跡見学園女子大学、 上智大学を経て、早稲田大学文学学術院教授。スペイン美術史専攻。近刊:『肖像画―姿とこころ』(共著、集英社)、『ベラスケス―宮廷のなかの革命者』(岩波新書)、『スペイン美術史入門』(共著、NHK出版)、共編・訳『ゴヤの手紙』(岩波書店)ほか。
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