大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・古代朝鮮の国々のなりたちを知り、各地の社会や文化のありさまを学びます。
・東アジアの文明がいろいろな地域の交流を通じて形成される過程を知ります。
・9世紀を中心として新羅の社会と文化、渤海国の成立過程などを考察します。

【講義概要】
古代の朝鮮半島に展開した高句麗・百済・新羅・加羅などの歴史を、時代を追ってたどり、古代国家の形成とその社会・文化の特質を概説する講座シリーズの第六シーズンです。気軽に韓国へ旅行する時代になり、歴史ドラマを通じて知識をたくわえたかたも多くなりましたが、なにが「史実」でどこが「虚構」なのか、かえってわからなくなっているようです。「ほんとうの」歴史は、どこにあるのでしょうか。この講座では、東アジア諸地域の文化がどのように形成されたのか、古代の朝鮮半島を中心に学びます。確実な文献史料にもとづき歴史を再構成するとともに、考古学的な調査研究の成果を活用することにもつとめてまいります。

【各回の講義予定】
第1回 2019/10/ 1(火) 統一新羅の国家と社会
第2回 2019/10/15(火) 新羅の仏教文化と日本
第3回 2019/10/29(火) 漢字・漢文の受容：新羅と日本
第4回 2019/11/12(火) 北方の雄、渤海国
第5回 2019/11/26(火) 東シナ海通交圏の形成

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	大井 剛
肩書き	元東京成徳大学教授
プロフィール	東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。東京大学文学部、ユネスコ東アジア文化研究センター勤務、学習院女子大学・山梨大学・麗澤大学大学院等の非常勤講師を経て、東京成徳大学教授(2006～2018年度)。専門は東アジア文化交流史。論文に「年号論」(『アジアのなかの日本史』第5巻)など。