検索:

トップ > 講座詳細


講座詳細情報

申し込み締切日:2019-10-08 / 日本史 / 学内講座コード:330234

伽藍と神宮 ― 古代の建築から知る日本のこころ

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10月10日(木)~11月 7日(木)
講座回数
5回
時間
15:00~16:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
14,850円
定員
24
その他
ビジター価格 17,077円
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

関連講座

講座詳細

【目標】
・古代の日本は大陸文化をどのように受け入れたかを知る。
・一方、列島古来の文化をどのように活かしたかを知る。
・大寺院と神宮を通して日本特有の「心の動き」を知る。

【講義概要】
最有力豪族による初の伽藍は最新の大陸文明を体現した。半世紀を経て、我が国固有の配置をもつ伽藍が大王によって出現した。この流れの中で法隆寺が再建され、我が国特有の中空の聖域が達成された。
一方、伊勢神宮には薬師寺の伽藍配置が導入された。実行した天皇は神宮に豪族の神社を超越する権威をもたらした。
天皇の前身である大王は、代替わり毎に宮を新しい土地に建てていた(歴代遷宮)。この動きが止んで藤原京が造営され、天皇が成立し、神宮では式年遷宮が始まった。この頃立ち上がった大嘗祭では、祭りが済めば直ちに宮を毀した。天孫降臨神話の再現が最重要であり、その時と場が古びてはならなかった。
大陸文化を受け入れながらも、列島で育まれたメンタリティによって我が国特有の慣行は生きながらえ、今日に至っている。忘れられつつある始原を究明し、こころの古層を立ち上げる。

【各回の講義予定】
第1回 2019/10/10(木) 「タテ1列」配置は馴染まない ― ヨコ使いへの転換
第2回 2019/10/17(木) 全く異なる新旧二つの法隆寺 ― 創建者は誰か?
第3回 2019/10/24(木) 歴代遷宮から式年遷宮へ ― 大陸にない慣行
第4回 2019/10/31(木) 「大陸」と「日本」の共存 ― 礎石と掘立て柱
第5回 2019/11/ 7(木) 天孫降臨の場こそ大嘗宮 ― なぜ同じ建物が二つ建つのか?

備考

【ご受講に際して】
◆初心者の方でも十分ご理解いただけるようゼロから丁寧に講義します。質問は大歓迎です。

【テキスト・参考図書】
テキスト
『建築から見た日本古代史』(ちくま新書)(ISBN:978-4480069566)
参考図書
『法隆寺の謎を解く』(ちくま新書)(ISBN:978-4480062604)
『伊勢神宮と天皇の謎』(文春新書)(ISBN:978-4166609086)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 武澤 秀一
肩書き 一級建築士、著述家
プロフィール 一級建築士 / 博士(工学、東京大学)。東京大学工学部建築学科卒業。同大学院を中退し同大学助手。その後、設計事務所を主宰し、東京大学、法政大学、武蔵野美術大学、放送大学で講師を歴任。建築が政治や宗教を牽引してきたことに着目して現在、著作に専念。著書に『法隆寺の謎を解く』『伊勢神宮の謎を解く』『建築から見た日本古代史』(以上、ちくま新書)、『伊勢神宮と天皇の謎』(文春新書)、『空海 塔のコスモロジー』(春秋社)等。
資料を請求する

関連講座

質問する

↑ページの先頭へ

© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.