講座詳細情報
申し込み締切日:2019-11-06 / 日本史 / 学内講座コード:330223
鉄道網発達史 ― 日本の鉄道の始まりから近未来まで ―
- 開催日
- 11月 8日(金)~12月 6日(金)
- 講座回数
- 5回
- 時間
- 10:30~12:00
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 14,850円
- 定員
- 35
- その他
- ビジター価格 17,077円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【目標】
・日本の経済・社会・文化の発展と共に進化してきた鉄道について、その始まりから、現在に至る東京圏を中心にした在来線と新幹線鉄道の発達の歴史を学びます。
・山手線、東海道線等の重要線区や各新幹線の建設の歴史と現在に至る便利な鉄道ネットワーク形成の戦略を解説します。
・国鉄、JR東日本で鉄道網整備、ターミナル開発に永年携わってきた私の経験談や、工事中の「高輪ゲートウエイ新駅」見学会など交えながら、興味を持っていただける工夫をしたいと思います。
【講義概要】
1872年、我国で最初の鉄道が新橋~横浜間で開業しましたが、イギリスで世界初の鉄道が開通した1825年から遅れること半世紀経っていました。
その後、近代化を急ぐ明治政府は産業基盤である鉄道整備を民営鉄道の支援を含め強力に進め、国家による両京間(東京と京都)を結ぶ幹線鉄道(幾多の経緯を経て現在の東海道線に落ち着く)の整備をはじめ、日本初の私鉄である日本鉄道による奥州線(現在の東北線、高崎線)の建設、さらには官設・東海道線と日本鉄道・奥州線を繋ぐ日本鉄道・品川線(品川~新宿~赤羽間)の建設が続き、鉄道ネットワークがつくられていきます。
1889年には私鉄の甲武鉄道により新宿で日本鉄道・品川線と接続する現在の中央線、新宿~八王子間が開業し、ネットワークは強化されていきます。
こうした事例を通じて鉄道の価値を大幅にアップする鉄道ネットワーク形成の歴史と戦略を説明します。
その間の広軌・狭軌(軌間)論争や朝鮮半島への連絡まで意識した弾丸列車計画等、現在の新幹線につながる様々な動きも解説します。
また、通勤5方面作戦と呼ばれた戦後の国鉄の通勤輸送改善プロジェクトから最近の「湘南新宿ライン」や「上野東京ライン」に至る東京圏の「鉄道輸送改善プロジェクトの歩み」をたどり、近未来の鉄道整備についても触れていきます。
【各回の講義予定】
第1回 2019/11/ 8(金) 日本の鉄道事始めと東海道線の建設 / 山手線と関連線区(東北、高崎、常磐、中央線等)形成史(1) / 人物論
第2回 2019/11/15(金) 山手線と関連線区形成史(2) / 通勤5方面作戦とその後の鉄道網整備の進展(埼京線、京葉線、山手貨物線旅客化、上野・東京ライン、つくばエクスプレス等)
第3回 2019/11/22(金) 新幹線網整備の歩み
第4回 2019/11/29(金) 見学会(山手線、京浜東北線・高輪ゲートウエイ新駅見学予定)
第5回 2019/12/ 6(金) 平成の鉄道史を振り返る / これからの鉄道計画
・日本の経済・社会・文化の発展と共に進化してきた鉄道について、その始まりから、現在に至る東京圏を中心にした在来線と新幹線鉄道の発達の歴史を学びます。
・山手線、東海道線等の重要線区や各新幹線の建設の歴史と現在に至る便利な鉄道ネットワーク形成の戦略を解説します。
・国鉄、JR東日本で鉄道網整備、ターミナル開発に永年携わってきた私の経験談や、工事中の「高輪ゲートウエイ新駅」見学会など交えながら、興味を持っていただける工夫をしたいと思います。
【講義概要】
1872年、我国で最初の鉄道が新橋~横浜間で開業しましたが、イギリスで世界初の鉄道が開通した1825年から遅れること半世紀経っていました。
その後、近代化を急ぐ明治政府は産業基盤である鉄道整備を民営鉄道の支援を含め強力に進め、国家による両京間(東京と京都)を結ぶ幹線鉄道(幾多の経緯を経て現在の東海道線に落ち着く)の整備をはじめ、日本初の私鉄である日本鉄道による奥州線(現在の東北線、高崎線)の建設、さらには官設・東海道線と日本鉄道・奥州線を繋ぐ日本鉄道・品川線(品川~新宿~赤羽間)の建設が続き、鉄道ネットワークがつくられていきます。
1889年には私鉄の甲武鉄道により新宿で日本鉄道・品川線と接続する現在の中央線、新宿~八王子間が開業し、ネットワークは強化されていきます。
こうした事例を通じて鉄道の価値を大幅にアップする鉄道ネットワーク形成の歴史と戦略を説明します。
その間の広軌・狭軌(軌間)論争や朝鮮半島への連絡まで意識した弾丸列車計画等、現在の新幹線につながる様々な動きも解説します。
また、通勤5方面作戦と呼ばれた戦後の国鉄の通勤輸送改善プロジェクトから最近の「湘南新宿ライン」や「上野東京ライン」に至る東京圏の「鉄道輸送改善プロジェクトの歩み」をたどり、近未来の鉄道整備についても触れていきます。
【各回の講義予定】
第1回 2019/11/ 8(金) 日本の鉄道事始めと東海道線の建設 / 山手線と関連線区(東北、高崎、常磐、中央線等)形成史(1) / 人物論
第2回 2019/11/15(金) 山手線と関連線区形成史(2) / 通勤5方面作戦とその後の鉄道網整備の進展(埼京線、京葉線、山手貨物線旅客化、上野・東京ライン、つくばエクスプレス等)
第3回 2019/11/22(金) 新幹線網整備の歩み
第4回 2019/11/29(金) 見学会(山手線、京浜東北線・高輪ゲートウエイ新駅見学予定)
第5回 2019/12/ 6(金) 平成の鉄道史を振り返る / これからの鉄道計画
備考
【ご受講に際して】
◆各回の内容は密接な関係があるため前後することがあります。
◆高輪ゲートウエイ新駅見学会は第4回(11/29)を予定していますが、現地の状況等で日程が変わる場合があります。交通費等は別途実費ご負担となります。
【テキスト・参考図書】
参考図書
『進化する東京駅 ― 街づくりからエキナカ開発まで ―』(成山堂書店)(ISBN:978-4425761913)
『Rail Magazine 2019年2月号(425号) 特集:ターミナル・ステーション 東京駅』(ネコ・パブリッシング)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
◆各回の内容は密接な関係があるため前後することがあります。
◆高輪ゲートウエイ新駅見学会は第4回(11/29)を予定していますが、現地の状況等で日程が変わる場合があります。交通費等は別途実費ご負担となります。
【テキスト・参考図書】
参考図書
『進化する東京駅 ― 街づくりからエキナカ開発まで ―』(成山堂書店)(ISBN:978-4425761913)
『Rail Magazine 2019年2月号(425号) 特集:ターミナル・ステーション 東京駅』(ネコ・パブリッシング)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 野崎 哲夫 |
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肩書き | 公益財団法人交通研究協会評議員、元JR東日本株式会社取締役 |
プロフィール | 東京大学工学部卒。日本国有鉄道入社。JR東日本取締役長野支社長、(株)鉄道会館代表取締役社長等歴任。東京駅等の大ターミナル開発、大都市圏の鉄道整備に携わり、日本ショッピングセンター協会理事、関東甲信越支部長、拓殖大学客員教授(非常勤)等にも就任。著書に『進化する東京駅 ― 街づくりからエキナカ開発まで ― 』(成山堂書店)、「Rail Magazine 425号(2019・2)特集 ターミナル・ステーション東京駅](ネコ・パブリッシング)がある。 |