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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-10-02 / 日本史 / 学内講座コード:330220

日本・日本人とは何か ― 戦後アメリカの日本観はいかにして形成されたか

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10月 4日(金)~12月13日(金)
講座回数
10回
時間
15:00~16:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
29,700円
定員
42
その他
ビジター価格 34,155円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・主に第二次大戦後(1945)のアメリカ人の日本観は、どのようにして形成されてきたかを学びます。
・戦後、日米関係は政治・経済・文化的な面で緊密さを増していきますが、アメリカは日本とどのように向き合ってきたのか、アメリカ側の証言・資料等から見ていきます。
・日米関係は微妙な時期に差しかかっていますが、異文化理解や比較文化の視点からアメリカに対して、日本はどう向き合うべきかの展望も学んでいきたいと思います。

【講義概要】
・戦後の日米文化比較の視点から、日本文化の本質とは何か、また日本人としてのあり方とはどのようなものかをあらためて問いなおすことをめざしたいと思います。
・講義のすすめ方として、アメリカの文化人類学者ルース・ベネディクトの「菊と刀」を中心にさまざまなアメリカ人の日本文化論に触れていきます。またそれに対する日本側の反応も紹介していきます。

【各回の講義予定】
第1回 2019/10/ 4(金) はじめに ― 欧米人の日本・日本人観はどのように形成されてきたのかを概観する
第2回 2019/10/11(金) アメリカ人のステレオ・タイプとしての日本人観の形成を辿る
第3回 2019/10/18(金) 日本人研究のルーツとしての「日本人の行動パターン」(R.ベネディクト)誕生の背景を探る
第4回 2019/10/25(金) 日本人論の原型となった「菊と刀」の功罪を検証する
第5回 2019/11/ 8(金) 日本人は、戦後から今日に至るまで「菊と刀」をどう読んできたか?
第6回 2019/11/15(金) アメリカの日本研究(ジャパノロジー)の問題点とは何か?―「菊と刀」から「ジャパン・アズ・ナンバーワン」まで
第7回 2019/11/22(金) アメリカ占領政策の遺したものと天皇制存続の問題点を追う
第8回 2019/11/29(金) アメリカの日本研究は占領政策・対日処理にどう関わったのか?
第9回 2019/12/ 6(金) アメリカ人自身は日本研究の成果である「菊と刀」をどう読んできたのか?
第10回 2019/12/13(金) まとめ ― 日米の相互理解はいかにして可能か?―「菊と刀」に学ぶ自文化中心主義の克服と文化相対主義の立場再考

備考

【ご受講に際して】
◆本講座はテキスト購読ではありませんので、とくに前もって準備の必要はありません。戦後の日米関係・文化交流のあり方に興味のある方はご参加ください。余裕のある方は『菊と刀』ほか参考文献にお目通し下されば結構です。毎回、レジメと資料を配付します。初心者を歓迎いたします。

【テキスト・参考図書】
参考図書
『菊と刀』(平凡社)(ISBN:978-4582767933)
『日本人の行動パターン』(NHK出版)(ISBN:978-4140017944)
『日本文化試論』(新曜社)(ISBN:978-4788504516)
『内なる外国』(ちくま学芸文庫)(ISBN:978-4480083180)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 池田 雅之
肩書き 早稲田大学名誉教授
プロフィール 早稲田大学名誉教授。専門は比較文学、比較基層文化論。著書に『100分de名著 小泉八雲 日本の面影』(NHK出版)、『ラフカディオ・ハーンの日本』(角川選書)、『古事記と小泉八雲』(かまくら春秋社)他。翻訳に『日本の面影』、『日本の面影II』、『日本の怪談』(角川ソフィア文庫)他。
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