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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-10-05 / 日本史 / 学内講座コード:330216

人物でたどる日中戦争全史 1938-1945 日中全面戦争からアジア太平洋戦争敗戦まで

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10月 7日(月)~12月23日(月)
講座回数
10回
時間
15:00~16:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
29,700円
定員
42
その他
ビジター価格 34,155円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・日中戦争全史において、重要な役割を担った人物十数人をとりあげて、各人物が日中戦争の歴史展開に与えた影響について究明する。
・取り上げた歴史人物の生い立ち、経歴、戦後にも言及しながら、日中戦争を総合的、多面的に理解する。
・取り上げた人物についての戦争当時の評判、さらに今日における通説的な評価にたいして、歴史事実にもとづいて再評価する。

【講義概要】
日中戦争全史のそれぞれの歴史段階、側面において重要な役割を果たした以下の人物を取り上げて、彼らの役割、その後の戦争展開におよぼした影響などについて掘り下げて究明しながら、総力戦・国民総動員戦であった日中戦争の多面性を総合的に解明する。
【政治家】近衛文麿、鈴木貫太郎、幣原喜重郎
【軍人】米内光政、山本五十六、石井四郎、辻政信、服部卓四郎、東条英機、田中隆吉
【文化人】火野葦平、石川達三、西条八十、サトウハチロー、山田耕筰、堀内敬三、古関裕而
日中戦争は、軍部強権体制が確立し、軍部トップの指導者の個性によって、作戦や戦闘の展開のありかたが決定された。いっぽう政治は戦時動員体制が築かれたので、近衛文麿首相が長期にわたり果たした役割が大きかった。さらに日中戦争は総力戦として戦われたので、「天皇陛下のため」「国のため」「喜んで死ぬ」国民の思想動員と戦意高揚をはかるために、作家・音楽家たちも積極的な役割を担わされた。

【各回の講義予定】
第1回 2019/10/ 7(月) 近衛文麿 ― 総力戦体制指導のカリスマ
第2回 2019/10/21(月) 火野葦平と石川達三 ― 戦争作家の光と影
第3回 2019/10/28(月) 西条八十、サトウハチロー、山田耕筰、堀内敬三、古関裕而 ― 戦意高揚に邁進した軍歌の作詞・作曲家たち
第4回 2019/11/11(月) 米内光政と山本五十六 ― 海軍は日中戦争をどう利用したか
第5回 2019/11/18(月) 石井四郎 ― 731部隊の創設・拡充と細菌戦
第6回 2019/11/25(月) 辻政信 ― ノモンハン戦争の仕掛人
第7回 2019/12/ 2(月) 服部卓四郎 ― 大陸打通作戦の強行
第8回 2019/12/ 9(月) 鈴木貫太郎 ― 侍従長から終戦内閣首相
第9回 2019/12/16(月) 東条英機と田中隆吉 ― 東京裁判は日中戦争の何を裁いたのか
第10回 2019/12/23(月) 幣原喜重郎 ― 敗戦処理内閣首相となり憲法9条発案

備考

【ご受講に際して】
◆人物を中心に講義するので、テキストの『日中戦争全史(下)』の記述や地図、資料などを随時参照するために必携。また講義で取り上げる人物の歴史背景となる日中戦争の展開過程について知っておくことが必要なので、テキストをあらかじめ読んで講義に出席されることを希望します。

【テキスト・参考図書】
テキスト
『日中戦争全史(下)』(高文研)(ISBN:978-4874986257)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 笠原 十九司
肩書き 都留文科大学名誉教授
プロフィール 1944年群馬県生まれ。東京教育大学文学部卒業後、同大学文学研究科修士課程中退。博士(学術、東京大学)。専門分野は、中国近現代史、日中関係史。著書に、『第一次世界大戦期の中国民族運動』(汲古書院)、『日本軍の治安戦』(岩波書店)、『南京事件』(岩波新書)、『日中戦争全史』(高文研)などがある。
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