大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・固定観念や偏見にとらわれずに、スペインの実際の姿を把握する。
・地域ごとのスペイン文化の複雑さと面白さを理解する。

【講義概要】
「太陽と情熱」というスペインにお決まりのイメージは、実のところ、19世紀から20世紀にかけて意図的に作られたものです。実際のスペインは、地理的に分断されて、多様で複雑な歴史的経緯を経験しながら、偶然、いまのかたちに落ち着いたにすぎません。本講義では、スペインの代表的かつ特徴的な地域の辿った歴史を紹介しながら「いかにこの国が一言で語りつくすことが出来ないか?」を実感していただくことを目指します。

【各回の講義予定】
第1回 2019/10/19(土) 偏見に満ちたスペイン理解―スペインの地域的多様性
第2回 2019/10/26(土) カタルーニャの地理と歴史
第3回 2019/11/ 9(土) バスクの地理と歴史
第4回 2019/11/16(土) ガリシアの地理と歴史
第5回 2019/11/30(土) アンダルシーアの地理と歴史

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	黒田 祐我
肩書き	神奈川大学准教授
プロフィール	1980年富山県生まれ。博士(文学、早稲田大学)。専門分野は、中世スペイン史および中・近世地中海史。また留学先であったアンダルシーアの文化研究にも関心を持っている。著書に『レコンキスタの実像』(刀水書房)、『スペインの歴史を知るための50章』(明石書店)など。