大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
19世紀ロマン派の音楽家ベルリオーズ、メンデルスゾーン、ショパン、シューマン夫妻、リスト、ワーグナーたちの人間関係を通して、「新しい音楽」がどう誕生し、どう広まっていったかを知る。
女性の社会進出の幕開けと、ロマン派音楽との関係を考える。

【講義概要】
19世紀に開花したロマン派音楽。その担い手である、ベルリオーズ、リスト、ショパン、メンデルスゾーン、シューマン夫妻、ワーグナーたちは、みな友人でもあった。
天才たちがどう出会い、競い、助け合い、音楽の革命である「ロマン派」音楽を確立していったのか、その軌跡を追う。
また彼らの人生を彩る恋愛を追い、女性たちが音楽史にどう登場してきたかも考察する。

【各回の講義予定】
第1回 2019/ 7/11(木) ベートーヴェン・チルドレン
第2回 2019/ 7/18(木) フランス7月革命と「幻想交響曲」
第3回 2019/ 7/25(木) メンデルスゾーンの欧州大旅行
第4回 2019/ 8/ 1(木) ショパン、パリにデビュー
第5回 2019/ 8/ 8(木) シューマンとクララ
第6回 2019/ 8/22(木) ワーグナーの覚醒
第7回 2019/ 8/29(木) 大恋愛
第8回 2019/ 9/ 5(木) 2月革命と青春の終わり

【ご受講に際して】
◆講師の著書『ロマン派の音楽家たち―恋と友情と革命の青春譜』をベースにします。事前にお読みいただけると、より理解が深まるでしょう。

【テキスト・参考図書】
参考図書
『ロマン派の音楽家たち ― 恋と友情と革命の青春譜』（ちくま新書）（ISBN:978-4480069597）

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	中川 右介
肩書き	作家、編集者
プロフィール	1960年東京生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。出版社アルファベータ代表取締役編集長として「クラシックジャーナル」、音楽家の評伝などを編集・発行(2014年まで)。音楽、歌舞伎、映画、歌謡曲などの著書多数。著書に『ロマン派の音楽家たち』（ちくま新書）、『歌舞伎　家と血と藝』(講談社現代新書)他。