大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・豊臣秀吉の「唐入り」(いわゆる文禄・慶長の役)を検証すること
・秀吉が「日本国王」冊封に激怒して慶長の役が始まったとする説を検証すること
・「唐入り」が当時の人々にどう受け止められていたかを検証すること
・歴史を楽しむこと

【講義概要】
豊臣秀吉の「唐入り」は、数年間続いた日明講和交渉が決裂して、慶長元年(1596)9月に始まります。文禄の役とは異なり、日本軍は朝鮮半島沿岸部にとどまるのが精一杯の戦況でした。ほとんどの倭城もこの頃に築かれ、蔚山城の籠城戦は凄惨な戦いとなりました。慶長3年の秀吉の死により、7年間におよんだ侵略戦争が終わります。この戦争が次の徳川時代をどのように導いたのでしょうか。みなさんと考えていきたいと思います。

【各回の講義予定】
第1回 2019/ 7/10(水) 講和交渉の決裂から開戦へ
第2回 2019/ 7/17(水) 再戦と秀吉の方針
第3回 2019/ 7/24(水) 蔚山城の戦いと「朝鮮軍陣図屏風」
第4回 2019/ 7/31(水) 秀吉の死と終戦

【ご受講に際して】
◆授業中に配付したプリントは、毎回持参して下さい。
◆補講は8月7日を予定しています。

【テキスト・参考図書】
参考図書
『秀吉の朝鮮侵略』（山川出版社）（ISBN:978-4634543409）
『秀吉の虚像と実像』（笠間書院）（ISBN:978-4305708144）
『日本中世の歴史7　天下統一から鎖国へ』（吉川弘文館）（ISBN:978-4642064071）

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	堀 新
肩書き	共立女子大学教授
プロフィール	1961年岡山県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、同大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(文学)。専門分野は日本中世・近世史。著書に『織豊期王権論』(校倉書房)、『天下統一から鎖国へ』(吉川弘文館)、『信長公記を読む』(吉川弘文館)、『秀吉の虚像と実像』（笠間書院）などがある。